39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。
ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることに。
“映画の神様”が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。
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とても良い作品です
こんなにも心が温まる読後感を味わったことは今までにあったかな?
登場人物すべてが愛おしいです
みんなそれぞれのキャラは強烈なのですが
みんな違って…みんないい!!
借金作って家族に迷惑をかけて
飄々としている父
でも、憎めないんですよねー誰もが…
何故かな??と考えましたが
このお父さん、何をやるにもとことん拘って夢中になっちゃう
そんな一途でやんちゃなところが
しょうがないなぁ…と言いつつ家族は諦めちゃうんでしょうね
でも、ギャンブル禁止令を出された時の父はしょげちゃって可哀想になってしまった
話は横道に逸れちゃいましたが
この本を読んでいると
映画館でしっかり観たくなります
ローズバットとのメールのやり取りには
ほんとに泣けてきます。
いい話です
最後の片桐はいりさんの解説も
良かったです