久しぶりのフレンチネタ。
以前私が体験したフランスの‘パン屋さん見学’をやってみたいという友人がいて
写真を引っ張り出してきたので、ついでにここでもご紹介しちゃおうかと。
Découvrez les métiers et savoir-faire des Parisiens
いわば、“働くパリジャンに会おう”という、
パリで働く職人さんたちの職場見学ができるツアーがあるのですが、食いしん坊の私は
せっかくならフランス滞在中 毎食たべているバゲットの作り方を見てみたいと思い、
行ってきたんです・・・
boulangerie"Au Grand Richelieu"へ。
その時の日記をコピペしてご紹介しま~す♪ (ずぼら)
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パリのど真ん中、1区にあるこのお店は、
1810年のオープン以来現存しているParis最古の
パン・チョコレート・マロングラッセの専門店。
かのナポレオンもここのパンを食したかもしれないという、歴史あるお店です。
まずは店主のClaudeさんがbaguette作りの工程を見せてくださいました。
生地は小麦粉とイースト菌、水と塩のみ。
外にトラックが来て、そこからパイプを通して小麦粉が厨房に送られてきます。(さすが!)
その小麦粉が大きな釜のような自動練り機に入り、他の材料を入れてからまずは5分、ゆっくり捏ねられ、
その後の15分はちょっと早いスピードで捏ねられます。これによって色が白くなるそうな?
(理解が合っていれば^^;)
その後20分ほど生地を寝かせ、ローラーみたいので長細い形を形作り、
専用の台に並べて4時間寝かせるとほとんどバゲット状態に膨らんでいます!
そこにカミソリの歯で切れ目をつけ、240℃のオーブンで20分焼きます。
カミソリでの切れ目入れを体験させてもらいました。
微妙に柔かくて、ちょっと気持ち悪い・・・なんか肌を切っているような・・・怖い感触でした。(苦笑)
なんと毎日400本のバゲットを焼くそうで、
夜中の12時から朝の8時まで焼き続けるそうです。
20本作るのに粉が7kg!
そりゃ~手で運ぶのは大変だわ。
パイプで送るなんてGood ideaだね!(日本で温泉のお湯を運ぶトラックを思い出した)
20分間焼けるのを待っている間、地下のパティスリー厨房 の方へ移動し、croissantの作り方を見せてもらいました。
実際に巻いてみたり!
croissantの生地はbaguetteのそれに砂糖とバターが加わるのみ。
あと初めて知ったこと:クロワッサンの形が写真のように真っ直ぐなのと、トルコの国旗が元になっている月形のがあるんだけど、
真っ直ぐな方はバターを使い、月形の方はマーガリンを使うんだって!!へ~!!
・・・と聞いているうちにbaguetteが焼ける頃なので1階のオーブン前へ戻ります。
すっごいイイ香りが充満しています!
オーブンを開けると更にイイ匂い・・・
+パチパチとcroissantが歌ってます!いい音~♪
Claudeさんは私が切れ目をつけたbaguetteを取り出し、
それを切り分け、皆で試食させていただきました!
焼きたてのホヤホヤですよ~もう~タマランチ会長!
更に、チョコレートも持ってきてくださり、熱々のbaguetteの中に押し込み、
ちょっと周囲が溶けてきた頃にパクッ!うんまぁぁぁ~~い!!!最高でした!!!
もちろん1本(長さ約1m!)買って帰ってきて食べましたよ!
とてもシンプルなんだけど止まらない美味しさ・・・バターだけで一本平らげてしましました。
あ~満足満足!
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ちなみにClaudeさんはフランス語しか話しませんが、英語の通訳がつく場合もあります。
予約した日がどうかは確認してみてください。
ま、言葉はわからなくても見ているだけで十分面白いですよ~