
音楽を小説にする。
聴いたことのない曲を想像しながら読む。
言葉の持つ力と
言葉を受けて想像する力は
すごいなと思う。
自分の体験していない心の傷が
こちらにチクチクと刺さるように、
または、時には押しつぶされるような
切なさをもって押し寄せてくる。
時々、胸を押しつぶされそうなほど
その痛みに、リアルに襲われそうになりながら
本を一旦おいて。
落ち着いて。
また読み始める。
ということを何度か。
こういう読み方をしなければならないような
小説に、たまに出くわすと。
出会ってよかったな。
と、思う。
そして、誰かに「読んでみたらどうかな?」と
薦めたくなる。
息苦しく、空虚だった日々に
小さな小さな穴があいて
そこに光を見出し
そして光に向かって手を伸ばせるまで。
その表現も飾らず美しく。
自分の心にふわ~~っと
爽やかな風が吹いてくるような
そんな本でした。
多分。
疲れている時や、荒んでいる時ほど
こういう小説が沁みるのである。。。
そんな誰かに。