sweet日和
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お知らせ

みてくださった方へラブラブ


わざわざ見に来てくださってありがとうございます。


只今、体調不良の為、続きがかけておりません。

ご迷惑おかけしてます。


GW中には何話分か書いておこうと思ってますので、

もうしばらくお待ちください。



出会い

彼との出会いは忘れもしない。


高校に入って初めての授業。

新しい世界にドキドキと緊張でいた私の前にその人は現れた。



そう。

彼は社会科の先生。


社会の授業に入るのかと思いきや、

自分の今までの話、

何故この高校に赴任してきたのか、

自分の夢、

顧問を担当する部活動の話、

山の話。


どれも授業とはかけ離れた話ばかりを

ドキドキと緊張の中にいたどの生徒よりも

目を輝かして話す姿を今でも思い出せる。



そんな先生を私は一目ぼれをした訳ではなく、

最初の第一印象は

「高校にはこんな先生がいるんだ」ということだった。



そのくらい今までの先生のイメージが崩れた。

いい意味で。




そんな彼と仲良くなるまでに時間はかからなかった。




どんな部活に入ろうかと色んな部活を友人と覘く。

そんな時、何故だかあの社会科とはかけ離れた授業を思い出した。


今でも不思議なんだけど、

彼がいる山岳部の教室の前で立ち止まってしまった。


横にいた友人がびっくりした顔で問いかけた。

「山岳部・・・?入る気?」


「う~ん・・・なんか気になるんだよね。

ちょっと覘いてみない?」


友人と色々話していると、彼が教室から出てきた。


「入部希望?どうぞ入って、入って。」


キラキラした目で話しかけてくる。


私は入る気は全然なかったんだけど、

不思議と先生が気になって動けなくなった。


「いや・・・まだ考えてる最中で・・・」

戸惑っている私に友人が声を返す。


すると彼は私たちの背中に回り、教室に押した。


「え・・・?いや、まだ入ると決めた訳じゃ・・・」

と戸惑う二人が出口に行こうとすると、

彼は出口をふさいだ。


「何か問題でもあるん?」


そんな彼にびっくりして、動けなくなった私達は座ってしまった。


そう入部してしまったのだ。


それが彼と話した一番最初の言葉。


この時はまだ好きとか嫌いとかそういう気持ちではなく、

何なんだこの人としか思っていなかった。




まさかこの後10年以上想い続けるとは思わなかった。




ありきたりな毎日の中で

毎日憂鬱に目覚め、顔を洗い、化粧をする。

会社で働き、たまに残業して、くたくたな毎日。


ご飯も食べれる。

寝る場所も働く場所もある。

彼もいる。


何の不自由もない毎日。



けれどどこかぽっかりとあいた、ちょっと物足りない日々。



私にはずっと想っている人がいる。

絶対に忘れられない人。


永遠の片思い。

最高の片思い。

そして残酷な片思い。


想いを伝えることも伝わることも絶対に叶わない。


少し低い声を聞くことも、

歩いている姿や素敵な笑顔を見ることも、

話すことも出来ない。




そう・・・彼はこの世にはもういない。



会社に向かう車の中で流れる音楽を聴いたとき、

透き通った青空を見たとき、

綺麗な月を見たとき、

山を見たとき、


忙しい日々のちょっとした間に

彼は私の中に現れる。

そんな彼に一人話しかける。



彼ならこんな今の私をどう想うだろう。

彼ならどうするだろう。


そして想うことも迷惑だろうか・・・と。


彼と出会ってから10年。

彼のことを考えなかった日はない。


そして彼がいなくなった今でも。



彼がいたとしても想いは伝わらなかったかもしれない。

彼にとって私は大勢の中の一人だったのかもしれない。


けれど今となっては、それを確かめる術もない。


どうしたら忘れられるのだろう。

ううん。いつまで彼を想い続けられるのだろう。


どんな人と付き合っても、遊んでも、

彼を超える人は現れない。


彼は私にとっては特別で。

他の誰とも比べられなくて。


けれど、ありきたりな毎日の中、

淋しい私は誰かを求めてしまう。


ドキドキする、女に戻れるトキメキが。

呼吸するのも忘れるような、

うるさい鼓動の音が聞こえるんじゃないかと

息遣いまで気になる、そんな恋愛をしたい。


最近そんな一瞬で女になる恋愛もしていない。


忘れられない人がいても、

彼がいても、

両思いや片思いにかかわらず、常に恋していたい。


彼や彼氏は別物。

忘れられない彼は遠い存在。

彼氏は空気みたいな存在。


ずっと同じ人に想いをよせるのは難しい。

ましてや最初のドキドキや切なさを持ち続けるのは尚のこと。


だから彼は特別な存在。


おかしい考え方なのはわかってる。

だけど彼を忘れることなんて出来ないこともわかっている。


こんな私にいい未来などない。

あるのは、ありきたりな毎日だけ。


明日はどうなるかわからない。

自分が何かあってこの世からいなくなるかもしれない。

また同じ日々をすごしているのかもしれない。


けれど想いを絶つことは絶対にできない。