2013年 母の日記念イラスト☆オマケ付 | S w e e t 

S w e e t 

主に名探偵コナンのノーマルカップリング(主に新蘭)を中心とした二次創作ブログです。
イラストや小説をひっそりと更新中。
気の合う方は気軽にコメント下さると嬉しいです。
※一部年齢指定作品も混ざっていますのでご注意ください。


S w e e t -母の日


今年もやってきました。

母の日です。


今年は仲良し親子イラストを描いてみました。


名前と文字は有希子さんのラクガキだそうです。

気分はプリクラですかな。




ちょっと若かりし頃なのでゆーさくさんが・・・なんか違う。

前髪間違って西の探偵さんぽくなってしまた・・・。



違う。


違う。



これはあの有名な推理小説家なんだ!!



眼鏡なしの新一描くのは楽だ!!

そしてまだ全然生意気じゃない無邪気(?)な少年の頃の・・・はず。




さて、ここから



オマケ話。





:::





「ママ、いつもありがとう!」



「もー新ちゃんってばー!!」




母という肩書きを持った女性にとって特別な日。



可愛い愛子に感謝の言葉を贈られ思わず抱きしめている妻の姿を見てほっと綻ぶ。




しばしそのやりとりを眺めているとコチラを見る視線に気づく。




「どうした?」



「最近、新ちゃん達の写真は撮るけど、親子の写真撮ってなかった気がする・・・・。」



「写真?」



「そう!写真。3人で撮ろっ!!ね、新ちゃんもママ達とお写真撮りたいよねー。」



「撮りたーい!」



そういうと有希子は棚に置いてあったカメラを起動し始めた。




レンズごしにコチラを見てバランスを確認してタイマーを設定してシャッターを押してからこちらに足早にやってくる。

息子を抱きかかえカメラに向かって笑顔を一つ。




「笑って笑ってー!!」




嬉しそうな声にまた頬が緩んだ。





パシャ




シャッター音がすると再びカメラの元へ戻り写りを確認している。




「フフ。」




また微笑む君。





「ママ、うまく撮れた?」



「うん、オッケー!ばっちりよ。ホラ、見てみて~。」




息子の問い掛けに片目をつむって自信あり気に一言。

しゃがみこんでカメラの映像を確かめる二人。





幸せだな。





ふとした瞬間にそう思ってしまう自分に苦笑する。



こんな幸せが来るなんて君と出会うまでは知らなかったよ。






「僕、トイレ行ってくるー。」




そう言って新一が部屋から出て行くと有希子はカメラを持ったままこちらへとやってくる。




「優作も見てみてよ!」




「どれ?」




ソファに寄りかかっていた俺の隣にスポッと収まる君。


まるでこれは当たり前かのように戸惑いもなく。




鼻を擽る柔らかく艶を帯びた髪から香る甘い匂い。

カメラを操作する白い手、画面を覗く後ろから見える白いうなじはいつになっても正常を奪わせる。



そっと有希子の手からカメラを奪う。



「え?」



「・・・・二人で撮る事もなかっただろ?」



「・・・・優作?」




「ホラ、もっとこっちに寄って。」




そう言って後ろから手をまわして肩を抱き寄せ、片手でカメラを構える。




「3、2、1で撮るからな?」




「あ・・・うん。」





「3」





「2」





「1」








「愛してる。」





「え?・・・んっ!」





パシャッ







目を閉じた中でフラッシュを感じた後、そっとカメラをソファに預けた。








そしてカメラを離したもう片方の手を有希子の腰に回す。







「・・・・っ・・・・。」







愛の言葉を囁いた直後、驚いてこちらを見た彼女の唇に、自分のソレを重ねた。






そのまま逃すことなく続ける。






久々に味わうソレはとても甘く、思考力を無にさせる。





ただ本能で。





夢中に。






「・・・・・・・ん・・・優作・・・・。」





そっと離した唇は赤く熟れ。




妖艶に自分の名前を囁く。



その様子にゾクッと背筋が震える。







「・・・今日は、あの頃に戻りましょうか。」



「・・・・・馬鹿。」




少し悪戯に口を開くと、有希子は抱きしめられた腕の中で頬を染めて口を窄ませる。




それさえも愛おしく、思わず笑みがこぼれる。



すると、




「ママ―!」




ドアの向こうから愛しい息子の可愛らしい声が響いてきた。





「残念・・・おあずけかな。」




苦笑して彼女を解放しようとすると、



胸元にあった手がシャツを握り締めた。




「?」




ぐいっ










「・・・・夜まで待っててね?」







ちゅ。








「・・・・・・・・・。」






「新ちゃん、どこー?」







潤んだ瞳で囁いた後、有希子は頬に柔らかい感触を残して息子の元へと消えて行った。






感触の残る頬にそっと触れる。








「・・・・・・・・はー・・・。」





顔を両手で覆ってソファに全体重を預けて寄りかかる。










やっぱり。







「幸せだな、俺。」











いつも家族のために頑張ってくれる君。





今はママという存在かもしれないけれど。








まずは、僕の愛しの恋人であることを決して忘れないでほしい。









おわり






あとがき:::


何だ、コレ。



甘いな、コレ。




新蘭・・・そっちのけのまさかの優×有ですんません。


母の日がくるとどうしてもこれ書きたくなっちゃうんですよねー・・・。



とりあえず、リハビリ気分な一作でした。





母って本当に偉大だな。



全国のお母様の皆さま。


いつもお疲れ様です。

同性の先輩として尊敬しております!!!


お母様方の存在がなければ私達は存在しません。




母である事に誇りを持って、これからも輝き続けて下さい。



家族に向けた愛情は必ずアナタに返ってくるはずです。




どうぞ今日という一日が素敵な一日でありましたよーに・・・・・。




2013.05.12 kako