どうか忘れないでほしい。
1.17という日を忘れないでください。
私はあの日の震災で友達を失いました。
同級生は住んでいた家を家族の命を奪われました。
私が通っていた小学校で犠牲になったのは6人。
幸いにも私の家族や親族は全員無事でした。電気も通らない、水もない。お風呂も入れないという日が続きます。高速は目の前で真っ二つ。電話も何時間も公衆電話に並んだ。
道路を挟んで目の前の家が燃えている。水がないから消火もできず、ただただ見てるだけ。
水は何時間も自衛隊の給水車を待ちました。
唯一やっていた銭湯に真冬の寒い中、3時間待ってやっと入れました。
当時のことを知る人がどんどん少なくなってきてて、風化されていくのが怖いです。
今でも鮮明に覚えています。涙が止まりません。
今大切な家族や友達と一緒に過ごせることは奇跡です。
水や食料があることも奇跡。
すべてのことに感謝することを思い出す日。
もう二度とあんな苦しみを味わいたくありません。
絶対忘れない。子どもが大きくなったら、私が経験したことを話すって決めてるんだ。
それが私たち、残された者たちの使命だから。
どうか安らかに…