明日で阪神大震災から20年。
当時の私は12歳の小学6年生でした。
大きな音と共に始まった、経験したことのない下から突き上げるような揺れ。
ベッドにしがみついて恐怖に耐えていたことをよく覚えています。
幸い、私の家族は全員無事。
その日からしばらくは本当にしんどい毎日で。
満足に水も飲めない、お風呂も入れない…。
夜中まで給水車を待ったり、20キロの水を30分以上かけて家までカートで引きずったり。
この震災で同級生を亡くしました。
それから同級生のお母さんも亡くなった。まだ小さい赤ちゃんを遺して。
あれから20年。神戸の街は復興しましたが、まだまだ心の傷が癒えない方がたくさんいる。
風化させたらいけない。
大切な人が側にいることが、すごい奇跡なんだということに気がついたあの瞬間。
人間忘れてしまうもの。
でもこの日は必ず思い出す。
当たり前のことが当たり前じゃないということを。
21年目も今の生活、周りの人に感謝しながら生きていきます。