ストレガのブログ ~ Sweet home Nagano ~

ストレガのブログ ~ Sweet home Nagano ~

海無し県在住オヤジの海釣り日記

Amebaでブログを始めよう!

 

久しぶりのブログ更新です。

去年は5月頃から仕事が忙しく、さらに今年の4月は転勤がありまして・・・

太平洋が1時間ほど遠くなってしまいました。

今年も南西諸島遠征には行ったのですが、悪天候・高水温・超早潮の三重苦でド貧果に終わってしまいました。


さて今回のお題は一つスッテ(イカメタル)でのアカイカ狙いです。

今年の新潟はアカイカの超当たり年で、高価なアカイカも模様のいい日ならば束釣りも可能!
こりゃ行くしかないな、という事で一つスッテのタックルを揃えて一度出撃したのですが…今年の新潟はアカイカの魚影も濃いが、潮も異常に早い。

 通常はアンカーを入れて集魚灯を焚くいわゆる掛かり釣りが主流なのですが、水深30m程度の浅場でも錘150号を使わないと釣りにならない日も度々。

 一度、胴突き仕掛けの釣り人に混じって、一つスッテでチャレンジしたのですが、あいにくの早潮。

仕掛けが吹き上がり、オマツリ連発の為、一杯も釣れぬまま一つスッテをあきらめ、周りの人と同じ胴突き仕掛けに変える、という結果に終わってしまいました。
その日はイカの寄りも悪くて胴突き仕掛けでトップの人でも20杯行かないくらいの貧果でした。

 しかし道具も揃えたし、今年は当たり年だし、なんとしても一つスッテで釣りたい・・・となると一つスッテ専門の船に乗るのが確実、と思い、有間川漁港で行われる一つスッテの大会にエントリーしました。まぁ一度も釣った事もないのに、大会出場というのも気が引けたのですが、当日はエイテックのフィールドテスターである瓦康行氏の講習もあるという事で、それが主目的ですかね。一つスッテの攻略法はネットで断片的な情報を拾う事しか出来ませんのでね、いい機会かと。


 メインの大会はブービー賞でも取れれば上等でしょう・・・と開き直りです。

 さて一つスッテという釣りですが、最近注目され始めた”ゲーム性の高いイカ釣り”ですね。イカメタルとも呼ばれているようです。

 福井発祥の釣りで新潟・富山辺りでは去年から徐々にファンも増えつつあるようです。専門で・・・という船もなかなかないようですが胴突き仕掛けに交じって竿を出す人はどんどん増えています。

関東方面では大島沖のアカイカでもチャレンジしている人もいるとか。


 PE0.40.6号位の道糸に253号位のリーダーをつないで、新潟アカイカの場合1015号位の鉛スッテを付けます。更にその1m位上に短いエダスを出して浮きスッテや小型のエギを付ける。2本スッテのいわゆる“小浜リグ”です。まぁこれは厳密には”一つ”スッテでは無いですがwやっぱり俄然2本スッテの方がアピールが強く、乗りがいいようです。
ロッドはシマノのライトゲームCI4。専用ロッドも出てますけどね、シーズンが短い釣り物だけに買うのも気が引けたので汎用ロッドにしました。

スッテは・・・何か相当買い集めてしまいました。傾向として潮が速いようなので普段はあまり使わない15号も買い揃え。

同じカラーを10・12・15号で揃えていたら結構な数になっちゃいました。
ストレガのブログ ~ Sweet home Nagano ~


 出船前に瓦氏と船長からレクチャーを受け、乗船。私が乗った船は主催者のさとみ丸。参加者は僚船含め18名です。

まぁ案の定、潮が早く1.31.5ノットの激流です。恐らく周囲が胴突き仕掛けだったら、釣りにならなかったでしょうね。

 しかし一投目から底立ち取りに苦戦。それでも周りの人は最初からポツポツ掛けていきます。

一方の私は…船長もコツを教えてくれますが、中々乗りません。完全に出遅れですね。


 ようやく一杯掛けたのですが、アタリが分からず”気付いたら掛かっていた”というパターンで、先が思いやられます。

 それでも”攻め方”は間違ってない事は分かったので、ベタ底~+3m位までの間でシェイク+ポーズの繰り返し。

 これは今シーズンの日没前の攻め方の定番だそうです。しっかりと仕掛けが動くように道糸が立つまで底を何度も取り直しました。これが良かったのでしょうか、ポツポツ釣れ出して何とか4杯ほどゲット。


 ここで船は大移動です。
日没後の掛かり釣りを諦めて、西側へ大移動。そこでパラシュートアンカーと集魚灯を入れて、港の方へ戻るように大流しして攻める事に。

 うまくいけば道糸は立つようになるのですが、船を固定しない流し釣りだと数が伸びないとか…集魚灯とパラシュートアンカーを入れて再開です。

 集魚灯を入れた夜釣りモードになると、アカイカのタナも広くなります。ようやくコツを掴み始んで、日没前の底付近の攻め方が分かってきた所で、全く違うシチュエーションになってしまいました。
また一からの探り直しです。



 さてイカ属の釣りについては個人的にジンクスがありまして…
”序盤ダメダメのグダグダ”⇒“突如覚醒”⇒“一人だけ入れ乗り状態”⇒“竿頭や次頭ゲット”


過去にヤリイカ・ティップランアオリイカ・ムギイカなんかでこんな事がありまして、ティップランアオリに至っては初挑戦で竿頭獲得の実績有り。
さて今回、このジンクスは通用するのか…



見事に生きてました、このジンクス!!

最強のビギナーズラック、今回も炸裂です。


ジャーク、フォール、ステイ、シェイク、色んなアクションでかなりアタリが取れるようになりました。いわゆる”もたれ”も感じ取れるようになり、”アタリを取って掛ける”という一つスッテのスタイルに何とかなってきました。
 更に自分でも根拠がよく分からないのですが、”ん?近くにいる”という直感が働き、すかさずシェイクを入れると…ズドン!!というのも何回か有りました。



そしてもう一つの課題であるタナですが・・・

途中から中層のアカイカ攻略パターンをを見つけて、一時は一人入れ乗り状態でした。


浅いタナの狙い撃ちなら一つスッテ最強。取り込み~再投入までの所用時間はたった数十秒。落として数回誘えば、もう次のが掛かります。

しかも釣趣も最高です。弁慶クラスが掛かると竿がグイグイと引き込まれ、良型のダブルならドラグも滑ります。
難点は釣りまくると腕が異常に疲れる事でしょうか…タックルが軽い分、シャクリは楽ですけどね。
 翌日、髭を剃ろうと思ってシェービングフォームの缶を振ったら、握力が無くなっていて缶を落としてしまいました。



 

 さて港に帰って計数&計測です。 

 ルールは釣った数。同数の場合は今日イチサイズが大きかった人の勝ち。私は38杯で今日イチサイズは触腕含め全長58.5cmでした。

 

順位ですが…

 当初の目標のブービーではなく、逆ブービー。2位入賞です。

 3位の方と同数だったのですが、今日イチサイズの差で競り勝ちました。

 ちなみに1位の方は49杯でぶっちぎりの優勝。同じ右舷にいたので、時々チラ見していたのですが、とってもスマートな釣り方をされてました。ロッド捌きも鮮やかなので、普段ルアーでもやられているのでしょうかね?横着餌釣り師の私には出来ない真似ですが、いつかはあんな風に釣ってみたいです。


ストレガのブログ ~ Sweet home Nagano ~

 

 
 ただこれで調子に乗ると釣れないんですよね…所詮ビギナーズラックなのでwこういう幸運はクロマグロとかモロコの時に来て欲しかったりするのですが…

 でもおもしろいですね、一つスッテ。冬はヤリイカにでも挑戦してみようかな、と
小型電動にPE0.6号巻けば十分いけそうです。

結果がHPに載ってから、知り合い・釣具店の店員さんから「見たよ~」と声を掛けていただき、普段、栄光と無縁のヘッポコ釣り師の私は軽く有頂天です(笑)

 アカイカもとても甘くて美味です。連日喰ってますけど飽きません。ハマりそうです。
ストレガのブログ ~ Sweet home Nagano ~