胃腸回復 インフルエンザ発症 | *


実家にいて 後ろで物音がすると

"お母さん"

一瞬頭をよぎる そんなわけないのに
とても切ない  
歩くことができなくなったお母さん
いつの間にかベットにいることが当たり前になって 痩せ細ってしまった


6日 病院で 吊るし雛が完成した
すごく可愛くできて
お母さんは本当に嬉しそうに喜んだ
『皆に可愛いの見せたい』と言って
看護婦さんや隣の患者さんに見せて喜んだ

私は本当に嬉しかった

二人で一生懸命作った吊るし雛
その時間は 私の大切な宝物
母が裁縫は苦手といいながら
小さい布を縫ったり貼ったりしてくれた
その愛しい姿も忘れない

下痢が止まり 6日の昼からご飯を食べ始め
問題なくたくさん食べれている
7日 早朝吐き気があり 酸素濃度が低かったので酸素吸入が始まった
夕方から 胸水を継続的に抜くために管を入れた

上手く抜けて状態がよかったら
胸水をためないようにするための処置をして
自宅に帰るのがベストらしい
10日 朝2時間も痰がからみ喘息のように咳き込んで辛かったらしい。とても心配
胸水を一気に抜くと咳が出るらしい。
11日 朝TELすると
夜中また喘息のように咳き込んで全く寝れなかったそう。  
検温37.5℃  念のためインフルエンザの検査にかけたところ陽性。
インフルエンザにかかっていた。
普段が37℃前後なので驚いた。
その後すぐに個人部屋で隔離され
タミフルを服用した。

末期癌でのインフルエンザ…
肺炎になってしまったらどうしよう…
恐くてたまらなかった。
じっとしていられなかった。

午後会いに行くと
母はとても穏やかで
『お昼ごはん全部食べたよぉ』と
割りとケロッとしていてとても安心した。
熱も37.4 ℃と上がっていないし
咳も治まっていた。

会えない時間は 有らぬことまで考えて
不安になって焦って恐くなる。
会えて良かった 。
母の笑顔に心から安堵した 。
二人でいろんな話をした
主治医の先生の尊敬話
昨日の娘たちの笑い話
兄の幸せな報告の話
いろんな話をして いっぱい笑い合った

子供を病院に連れていけないので
平日は母に会えなくなる。
明日はまた お母さんと
穏やかな時間を一緒に笑い合えたらいいな