花のワルツ 「くるみ割り人形より」  / チャイコフスキー





チャイコフスキーの三大バレエの一つ「くるみ割り人形」


その中で最も人気のある曲です


夢の国に誘うような、朗らかでファンタジーあふれるワルツ曲です











「デジタルネイティブ」 三村忠史 倉又俊夫





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数年前に興味を持ち購入した本ですが、久しぶりに読み返しました


デジタルネイティブとは、1980年以降に生まれた世代…生まれたときからインターネットがあり、ネットを水や空気のように感じてきた世代


これまでどの分野においても、大人よりも子供の方経験豊富ということはありませんでしたが、コンピュータやインターネットに関してだけは子供の方が大人よりもあらゆる意味で経験もスキルも上だと言われています

これからは子供に対応する教育が必要になるとともに、悪のイメージが強いネットを正の側面でも変えていく必要がある…そんなネット社会の理想像をイメージすることができる本です


ネットを利用して自ら開発したカードゲームを販売し1,000万円を稼いだ13歳の天才少年のお話などは大変衝撃的でした

彼は特別のようにも思いますが、そのような才能を生かすことができるのもネットという環境があってこそですから「インターネット個人の中に埋もれている能力を最大化させるものだ」という文章はまさにその通りなのかもしれないと感じます



「人と人がネットを通してつながり、そのつながりが軸となり、さらなる出逢いが生まれ、思ってもみない価値が生み出されていく」



新しい価値…きっと人それぞれにあるものだと思います

「現実と仮想の境界線を持たない」「不特定多数を信頼する」という言葉は、少し怖い気もするのですが本書を読むとなるほどと思えます

見えない他人の言葉が自分を救ってくれるものであったり、また時には弱者に力をくれるものであったり…ネット社会へ漠然と感じてしまいがちな不安な心に明るい期待を感じさせてくれる本です










弦楽セレナード ハ長調 作品48 第1楽章 / チャイコフスキー





私が愛してやまない名曲のひとつです

弦楽合奏の美しさが、まさにここに極められているといえるのではないでしょうか

光が降り注ぐような明るい響きの第1楽章はモーツァルト風に書かれています

チャイコフスキーが幼い頃から親しんだモーツァルトへのオマージュとして作曲されたと言われています








ハンガリー舞曲第5番 嬰ヘ短調 / ブラームス





ハンガリーのロマ音楽に基づいて編曲された舞曲集の中で最も有名なのがこの第5番です

もとはピアノの4手用に書かれた曲です


緩急、強弱が織り込まれたとても情熱的な曲です







榎木孝明さんの絵画展に行ってきました



俳優や舞台役者として御活躍されていらっしゃいますが、とても多才な方で

武蔵野美術大学をご卒業されており、素晴らしい水彩画家でもあります


優しい自然の風景画に心癒される一時を過ごし、

その後は御本人のミニトークショー&サイン会も開催されました


お話のなかでは、自然と絵を愛する榎さんの朗らかな人柄を感じることができ

また役者としての思いも話してくださいました


「役者という仕事は、いろんな人の人生を生きることができる

だけど、みなさんも同じ自分の人生を生きる役者だと思います

今なんとなくこうして生きてきたと思う人生も、すべて自分で選んできた結果なのです

他人のせいにすることなく、自分の選んだ人生をしっかりと生きていきましょう」


その言葉に、穏やかな雰囲気の中に秘められた榎木さんの心の強さを感じました

どんな嫌な出来事があっても、すべては自分が選んだ結果である

そのような考え方ができるのは本当に素敵だと思いました

私も、そんなしなやかな心を持った人間になりたいです…




サイン会では、私の名前を入れて欲しいという我儘も聴いてくださり

本当にお優しくて素敵な方でした

私は自分の名前が好きなので、とても嬉しいです




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「心は風のままに」


絵とエッセイの本です

ゆっくり読みながら、感想はまた改めて書きたいと思います










ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 / チャイコフスキー




チャイコフスキーが初めて作曲したピアノ協奏曲


友人のルビンシュテインに酷評されてしまいますが、指揮者であるビューローには「独創的で高貴」と評され、後に大成功をおさめました


有名な冒頭部分が華やかでとても好きです








「思考の整理学」 外山滋比古








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東大・京大で一番読まれた本という代名詞により注目を集めた本です


主軸となっているのは、論文指導している筆者が論文を書けない悩みを抱えた学生へ宛てた思考の指南でありますが、世代を超えて共感できる場面もあり面白く読み進められる本であります



学校という教育現場は、ひもで引っ張ってもらうグライダーのようなもので自ら飛ぶ力を持てない

グライダーとして一流な学生は、言われた通りのことをするのは得意だが、自分でテーマを持てと言われることが苦手である


より多くの知識を蓄積できる人間が優秀とされてきました

しかし知識を蓄積するだけの教育はコンピューター人間をこしらえているだけであり、本物のコンピュータにかなうわけがありません

コンピュータに仕事を奪われないためには、それらにできないこと・新しいこと生み出さなくてはならない

人間らしい創造的思考について、筆者自身の独自の切り口で論理展開されています




本書を読んで私の立場として感じたことは、自分にとって本当に大切なものを吸収していくことの必要性です

情報過多な時代において、どうでも良いことばかり覚え飽和状態でいれば消化不良を起こします

安心感を求めてるあまりついより多くの情報を求めてしまうような気がします

しかし、多ければ多いほど正解にたどり着けるわけではなくて、時には役に立たないものに惑わされてしまうこともあるでしょう

無駄なものを蓄積していくだけではただの自己満足にもなってしまいます

不必要なものを見極め、忘れていく(=捨てる)

クリアな思考で生きていきていく、そんな清々しさを持ちたいと思いました



我々は花を見て枝葉を見ない

しかし美しい花は人間という木が咲かせた知識の花である

枝葉があり、幹が、根があってこその美しい花であることを忘れずにいたいです


結果のみに奪われることなく、様々な過程に目を向け

自分で伸びてゆく力、自分で飛べる力を養うこと

それらはみな人間らしく思考することから始まってゆくのだと思いました






「音楽で人は輝く」 樋口裕一



 





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美しく情緒あふれる楽曲が特徴の後期ロマン派音楽


その時代を代表する大作曲家ブラームスとワーグナーを巡る二つの音楽性の対立と、その二人に影響を受けながら同じ時代に生きた様々な作曲家たちの音楽性・人間性について大変分かりやすく書かれている本です


生真面目で内気なブラームスと、派手で奔放なワーグナー

二人の性格は楽曲にそのまま表れており、形式的な絶対音楽と感情を表現した標題音楽という、ある意味音楽の普遍ともいえる二つの音楽観でもあります



音楽を革新的なものととらえ戦闘的だったワーグナーのあり方は、通俗音楽・現在のポップスなどに道を拓いたと言えますが、当時は古典主義を愛し形式を守ろうとする保守派との戦いでもありました


しかし、ロマン派時代が過ぎてからもそして現代においても音楽の進化のかたちとしてすべてが標題音楽になるということはなく、時代に関わらず今でも標題音楽を愛する人達は健在です

つまり、音楽自体がその両面を持っているものであり、さらに生き方や哲学としての対立ともいえる両派の思想は、人間の永遠のテーマとして現代の私たちに通ずるものがあります


時代を超えた大作曲家たちの生み出した音楽について様々な思いを馳せ、自分の心に共鳴する部分を見つけるたびにその深さと魅力に惹きつけられていく…本書を読んでいるとそんなクラシックの魅力を改めて感じます



ブラームスとワーグナーはどちらも元々はベ-トーベンに憧れを抱き目標としていたにも関わらず、方向性の違いから社会をも巻き込んだ対立へと発展してゆきました


しかし「知性とは自分と別の資質の人間、自分と別の価値観の人間までも許容し、その才能を認めること」と本文にもあるように、自己主張ではなく客観的に作曲家の資質を見極め素晴らしい評論を書いたシューマンの人間性や才能もまたとても魅力的に書かれています



一つの曲から様々なドラマやその時代背景、人間性を読み取れることは、音楽をより深く味わい楽しめること…そんなクラシック音楽の楽しみ方のひとつを与えてくれる本です