突然の連絡だった。

昨夜会社のマネージャーから、
悲報を知らされた。

以前働いていた後輩の突然の死…。

電話を受けた私は、
マネージャーの言葉の意味を、
一瞬理解出来なかった。

でもマネージャーの声から、
現実で起きた出来事だという事を、
痛い程に感じた。


死因は自殺。


ショックだった…。

言葉に詰まった。

彼は真面目で、
何処か影を持っていて、
しっかりした子だった。

信じられなかった。
信じたくなかった。

でも、
彼はもういない。

自ら命を経つ事を選んだのだ。


一つ救いだったのは、
その悲報を聞いた時、
私は外出先だった。

家で一人で居る時に、
その悲報を聞かされていたら…。


彼が見せてくれた無邪気な笑顔を、
私は絶対に忘れない。


どうか安らかに眠って下さい。


memorial address…