Swedish-Dalvishのブログ

Swedish-Dalvishのブログ

アメリカへ交換留学したのち、職と軍資金と必修単位と最低限の自炊能力を得て、再び、
今度はスウェーデンの大学で学ぶエキセントリックな大学4年生のブログ。

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スウェーデンでの生活、なんと最終夜です、(=感慨深い) (=このブログは長い。笑)

昨日の夜くらいから一気に荷造りしてめちゃくちゃ頭使いました。

まるでジグソーパズル。

こっちに来た時の行きの荷物は23キロギリギリのスーツケース1個、そのときは夏だったから冬服は全部スーツケースの中。

こっちきてから特に服買ってないから

帰国するときに冬服を身に纏えば、理論上スーツケースの重さは増えないはずでした笑


しかし、問題はかみでした!


教科書だったり、本だったり、日本から送ってもらったゼミの本だったり、卒論のメモだったり、旅先でのパンフレットだったりがたまりにたまり、、

とにかく、がやべぇ。

しかも捨てられない(捨てたくない)が多い笑


すんごい時間かかったけど、
ファーストバックを300パーセントくらい詰め込んで、

セカンドバックを600パーセントくらい詰め込んで、

なんとかチャックを閉じました。


さてさて、


スウェーデン最後の夜
非常に感慨深いけど、実感がわかない。
明日の夜からルームメイトがいないのかと思うと変な感じ。


僕の大学生活はルームメイトなしには語れません。

初めてルームメイトをもったのは2年前。
当時ぴちぴちのハタチだった僕は、オランダ人のくっそイケメンルームメイト、マタイズを持ちました。
お互いシェアは初めてだったけどトラブルも何もなくうまーく暮らせました。ジャパニーズスタイルで深夜にカップラーメンいっしょに食ったり、ジム行ったり、してたのが懐かしい。

仲良かったから、彼が帰国してお別れした夜はまじで、
1人で、

部屋で、

泣いた!笑



ハタチの青年が
夜に、1人で、部屋で

シクシク泣いた!笑

てのも、仲良かった奴らみんな1セメだけで、僕は1年間のプログラムだったから、すげー悲しかった。

渡米前の僕はまじで英語もごみくずレベルで、いきなり白人メインの田舎大学、日本人は全学部でおれ1人のとんでもない環境に叩き込まれ、

最初の2ヶ月くらいはほんと、
人生で一番しんどかった笑
今では笑えるし飲み会ネタに出来るレベルだけど笑

辛かったけど、ルームメイトはいつも一緒に生活してるわけで、彼が俺の拙い英語でも相手にしてくれて絡んでくれたおかげで留学生活も軌道に乗ってきてたわけです。

そんなある意味感謝できる彼がいなくなったのは正直しんどかった。


彼が帰った後は、人生2人目のルームメイトのロバート。彼はアメリカ人で、海外行ったこともない田舎っ子。
彼は日本語の授業とってて笑 寮ですれ違った矢先に、


僕が、ルームメイト探してんだよねぇ、って彼にいったら、
すんなり、即決で、

え、おれルームメイトなってやるよ!って笑

そんなこんなで、始まったアメリカ人とのシェア生活。

彼の日本語の宿題はほぼ100パーセント俺がやったから課題は満点。しかし筆記がボロクソで、結局、先生の愚痴をアホほどいって履キャンしやがったwww
でも彼、日本には興味津々で、ハリポタの日本語版すら持ってた (もちろん読めないけど笑)
 彼との思い出は、
彼の実家に行った時に豪邸すぎて吐き気がしたのと、
そのとき、彼のおばあちゃんが「日本って南半球にあるよね?」って聞いてきて絶句したのと、
ある日おれが彼女とお取込み中の時に彼が部屋に入ってきて死ぬかと思った。の3つが印象的。

今もう卒業して働いちゃってるけどたまに、メッセンジャーで、
「Hey お元気ですか!」とか、
「僕はとてもいそがしいです」とか
いきなり送ってくるいいやつ!

そして、
3人目が今のルームメイト!リトアニア人のキプラス!

スウェーデンを含めヨーロッパの学生ってアメリカと違ってシェアは普通じゃなくて、大抵1人部屋で過ごす。(プライバシーの感覚はやや日本に近い。)
けど、おれはいくつかポジティブな理由があってルームメイトを希望してた。(かなり稀な方)

彼との最初の出会いは今でも鮮明に覚えてる。

寮について部屋入ったら彼は不在で、おれはとりま荷物整理して昼寝をすることにした(時差ぼけが辛すぎた)
したら、いきなり部屋の扉がドッカーンって開いた。

寝ていた俺はベットから跳ね起きて、まさにWTF!!状態。


開いた扉の先には、
高身長で金髪ロン毛でレイバンのくっそイカツイサングラスかけた大男が、袋いっぱいのじゃがいもを抱えてながら立っていた。

彼の一声(ローヴォイス)、
"Oh, You should be my roommate."
"おぉ、お前が俺のルームメイトか"


おれはもうね、

あー、おれの留学ライフ終わったわ。
ジエンドだわ

ってかんじですよ。
さすがにビビった、あんときは、

けど、その夜初めてハウスメイトたちとあって(メキシコ人、ドイツ人、オーストリア人、バングラディシュ人)みんないいやつで、
レイバンルームメイトも、俺食べ物なんもなかったから、振舞ってくれて。

例のじゃがいもで、アホみたいに塩しょっぱい何かを作ってくれて。

なんだ、こいついいやつじゃんw

って一瞬で、あ、いけるって感じた。

キプラスは、今までのルームメイトよりは結構ガツガツ系だけど、知識量や歴史考察がすごくて、日本にも興味津々。

北野武の映画みて感想言ってきたり、
なんで日本の武士は、西洋型の盾使わないんだ?とか、

自由を定義しろ、とか。
おれがハイデッガーの存在と時間読んでたら、簡単だよと豪語し持論を展開したりとか、
きりかえしムズかったと同時に深いディスカッションを幾度なくした。国会の強行採決なんかあったときもすげー話した記憶ある。

もちろんアホみたいこともたっくさんやった。
チェスでボコボコにされたり、13キロ走ったり、湖で泳いだり、
メキシコ人の不在時に部屋に侵入して部屋の中のありとあらゆるものをガムはテープで天井にくくりつけたり、

思い出は数え切れない。

俺が内定先のオンライン試験受けてるときに、ちょっかいだしてきたり、知らない女と俺のベッドの上でピザ食ってたりしてキレた時もあったけど笑

こんな生活ももうおしまいかぁと思うとさみしいなぁ。


正直、2回目の留学だから生活自体すごく慣れてたし、全然平気って思ってた。

けど、こればっかりは慣れない。さみしくなるわやっぱり。。。



すげー長くなっちゃったけどルームメイトって、素晴らしい経験だったなぁと実感してます。日本人にはストレスに感じることも多いけど、学ぶことも多い。


最終夜だから、いろいろと考えてしまいました。

さてさて、


おれのルームメイトたちまた逢えること願って、明日の午後のバスでヨーテボリに向かい、ロンドンヒースローへ飛びます。

年越しロンドン!

僕のスウィーディシュライフはもうすぐ終わる。