現在の日本の介護現場での職員配置人数について、全く把握していませんが、
スウェーデンでは、全体をみたら年々人員が減らされている傾向にあります。
私の部署ではここ数年、業務は増え、新規利用者のADLが重度化しているにも関わらず、
人員がなかなか増えていなかったのですが、なんと、
今週から夕方勤務の職員が1人増員されました
理由は、利用者のADLの重度化。
去年、制度が変わってから、施設に入所してくる人の多くは介護度や医療度が高く、
とても、今までの人員では必要なサービスが出来ていなく、
これからはもっと重度の人が入所してくるだろういうのを考えての決定だそうです。
毎月、事故報告書会議があるのですが、
今回の会議で、一般棟の1ヵ月の報告書数が異常に多く、その理由を紐解いていった結果、
「見守り出来るだけの人員がいないことが原因」と看護師さんと理学療法士さんが言い切ってくれて、
その言葉を聞いて、ボスもやっと動いてくれました!
看護師さん、理学療法士さんありがとう~~~!!
常日頃から、看護師さんと理学療法士さんにも、
「人員不足だから、やりたい気持ちはあるけど、
あなたたちに言われたことが出来るか分からないから、その辺は理解してください。」と言っていたので、
その言葉もしっかり受け取ってくれていたようです^^
実際、どんなに優秀な看護師や理学療法士がいて、素晴らしいアイデアがあったとしても、
介護士が言われたことをしっかり行う環境が整っていなければ、
彼らの提案やサービスは何の役にも立たないですからね^^
もちろん、その為には、彼らとの常日頃からのコミュニケーションも大切で、
看護師さんも理学療法士さんも、私たち介護士に全信頼を置いてくれているので、
今回は私たちの気持ちを考えて人員増加を強く推してくれたんだと思います。
とりあえず、看護師さんや理学療法士さんの気持ちを無駄にしないように、
事故報告書の数を減らせる見守り介護をしつつ、
利用者が快適に過ごせる空間を作っていけたらなと思います