※初めての方は最初 からお読みください。


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さて、公式に数値を代入して意図した結果が得られるところまでは辿り着いたが、これを実用レベルに持っていくためには、各要素の分布と平均を求める必要がある。


ここで、今一度要素を列挙してみよう。


s:スカートの長さ
s':スカートの後ろ幅
m:股下の長さ
t:身長
e:目線の位置(頭から目までの長さ)
h:階段の高さ
d:階段の幅

これらの中で調査の必要の無いものが1~2つほどある。まずは自分の身長だ。自分の身長が分からないと言う方は、パンチラ云々の前に、まずは然る場所に行くべきだろう。


また、目線の位置の個人差というのも、身長からみた比率では誤差の範囲に入ると思われるので、一律10cmくらいで固定しても問題ないと思われる。(どうせ階段を上る度に頭の位置は数cm程度上下するのだ)


であるから、この2つに関しては調査の対象から除外したいと思う。


では、残りの要素についてはどのように調査を進めて行けば良いのか?一つにはネットで調べるという手がある。また、もう一つには自分でデータを収集するという手がある。


とりあえず手軽なのはネットのほうなので、まずはネットで得られそうな情報を検索してみることにした。


その結果、とあるサイトより身長・股下の分布と平均値を得ることが出来た。

やはり頼れるべきは、ネット様々である。


上記のデータから、ターゲットの身長を「小柄(約148cm)」「低め(約154cm)」「普通(約159cm)」「高め(約165cm)」「モデル並(約170cm)」の5つのグループに分け、さらに股下の長さはそれらに×0.45した値で一般化することにした。


近似値の質としては、おそらくこのレベルで問題ないだろう。


<続く>

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さて、女性の身長と股下に関するデータは得られたが、まだまだ調査しなければならないデータはある。


そこで、次に私は階段について調べを進めることにした。


例の如くネットを駆使し、様々な検索ワードで試行錯誤した結果、まずは建築基準法により定められている階段の基準値が得られた。

それによると、階段の最低基準値は、蹴上(高さ)が23cm以下、踏面幅が15cm以上であるとされており、また、公共施設についてはさらに傾斜が緩く、蹴上が18cm以下、踏面幅が26cm以上であるとされているようだ。


しかし、さらに調べを進めてもネットではこれ以上の情報が得られなかった。

そこで、私はメジャーとメモを手に街へと繰り出すことにした。階段の長さを調べるためである。何事も努力を惜しんでいては駄目なのだ。


<調査の模様>
階段

実測の結果、いくつかのグラフを作り上げることが出来た。まずは以下のグラフをご覧頂きたい。


グラフ3

これは、私が様々な階段(数十箇所)を測定して得たデータを元に作成した、階段の蹴上(高さ)と踏面幅の分布を表したグラフである。


サンプル数が少なくて若干正確性に欠けるが、これを見る限りでは蹴上(高さ)は17~18cmを頂点とした分布になっており、踏面幅は27~28cmと31~32cmを頂点に持つ分布になってると言うことが出来そうである。


実測により、世間の階段が大体どの程度の大きさかが掴めたわけだ。


<続く>

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次に、計測値を元に、階段の傾斜をグラフ化してみた。それが下図だ。



グラフ1

x軸が階段の傾斜(角度)、y軸が件数である。


これを見ると、24度から39度まで幅広い分布になることが分かる。しかし、あまり均等に分布しておらず、このままではあまり参考にならない。


そこで、私は測定場所と角度の相関を見直してみることにした。すると、ある一つの傾向が見られたのである。

それを示すために、上記のグラフに色を付けてみた。それが下の図だ。


グラフ2

このように3色に色分けしてみた。これらを順を追って説明しよう。


まず、赤い部分。このように緩やかな角度には駅や歩道橋が集中している。グラフ13点中9点が駅(連絡通路含む)、歩道橋なのである。


次に、青い部分。この領域には大型のビルなどの階段が集中している。例えば百貨店、駅ビル、ショッピングセンターなど。グラフ28点中16点がそのような大型ビルの階段なのだ。


そして、緑色の部分。このように角度が急な階段は、階段の設置場所が狭いところに多い。

つまり、敷地面積が限られている小型のビル(テナントビル)やアパートなどがこれにあたる。グラフ20点中、実に15点が美容院や飲食店などのテナントとアパートなのである。


これらのデータを元に、「緩やかな(駅周辺)」、「急な(飲食店など)」といった具合に、階段をパターン分別してみたいと思う。

ところで、階段とは別に今回はエスカレータの長さも7箇所ほど調査したのだが、その7箇所ともが全て高さ21cm、幅40cmであった。

おそらくエスカレータはこの寸法で規格が統一されているのだろう。

これも上記パターンに付け加えておきたいと思う。


<続く>

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階段調査の次は、いよいよスカートの調査である。

まずは以下の図をご覧頂きたい。



スカート1

これはターゲットの側面図を簡略化して描いたものである。図中の青いラインがスカートの長さ(S)、赤いラインがスカートの後ろ幅(S')である。今回は、これらのうち「スカートの後ろ幅(S')」の調査を進めてみたい。
ちなみにパンツがピンク色だが、これは私の趣味ではなく、図が分かりやすいように彩色しただけである。

さて、前述の中で、私は図中青のライン(スカートの長さ)が短ければそれだけパンチラ発生率が高いと述べた。それは、SとS'で作られる三角形のなす角θ(シータ)が浅くなるためである。


ということは、S'が長くなれば、同様にパンチラ発生率が高くなるのである。タイトスカートよりもプリーツスカートのほうがパンチラしやすいと言えば分かりやすいだろうか?


ならば、このS'は一体何に左右されるのだろうか?それを調査するために、上図よりもS'の長さが長くなる図を以下に示す。



スカート2

上図よりお分かりになるとおり、S'はヒップサイズに依存しているのだ。つまりヒップの大きな子はパンチラする率が高いと言えるのである。


ということは、女性のヒップサイズの分布が分かればよいという事になる。そこで、私はまたまたネットを駆使し、女性のヒップサイズのデータを収集した。


その結果、ヒップサイズの分布を80cm~92cm、平均を86cmと定義することにした。


ところで、ヒップサイズ(不定形円の円周)をどのようにS'に置き換えれば良いか?

これは、楕円形の公式を用いて簡略化することにした。その結果、


HIP80cm(スリム)の時のS'の値= 11cm
HIP86cm(標準)の時のS'の値= 13cm

HIP92cm(グラマー)の時のS'の値= 15cm


と定義づけることにした。


なお、計算式は冗長になるためここでは割愛させていただく。暇な方は


楕円円周=2π×√((a2+b2)/2)


を元に上記数値を導き出してみて欲しい。


<続く>

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さて、残るデータは最後の難関、スカートの長さである。(前述図のSの値)


しかし、今回ばかりはネットで調べても統計的なデータは探し出すことが出来ず、また、自分でデータを収集するというのもほぼ不可能な状態だ。(街中で「スカートの長さを測らせてください」などと聞いて回っては、それこそ変態である。私にだってまだ失いたくないものはあるのだ


そこで私は苦肉の策で、当時付き合っていた彼女に事情を説明し(どういう説明をしたかはご想像にお任せする)、スカートの長さを変えながら写真を撮らせてもらう事にした。


以下、その結果である。


3cm 3cm(スカート丈約28cm) 5cm 5cm(スカート丈約30cm) 7cm 7cm(スカート丈約32cm)
9cm 9cm(スカート丈約34cm) 11cm 11cm(スカート丈約36cm)


図中黄色ラインがパンツの下弦、青ラインがスカートの裾位置である。


いかがだろうか?色々長さを変えて撮影を繰り返したが、街を歩いているミニスカートの子の殆どが、大体上図5パターンの範囲におさまるであろうことが視覚的に確認できるはずである。


以上の結果から、今回はターゲットのスカート長を3cm~11cm(スカート丈28cm~36cm)と定義付けたい。


<続く>