送別会の日
うちはやや緊張感を感じながら客に付き、閉店を迎えた
送別会のメンツはやはりこっちの女の子がメインでうちを入れて8人、姉妹店からは2人ほどのベテラン姉さんと店長と、後から知るんやが、店長の女(従業員)だった
うちの店の店長は年配で、送別会には来ないが、心付けで確か3万ほどNo.1の人にあげて不参加やった
そして店が完全に終わって、車を出せる人の車に乗り合い、うちの店の店長の息子がやってる居酒屋にみんなで飲みに出る事になった
誰の車に乗ればいいか分からず
ボーッとしていると
『おう!自分が噂の

ちゃんやな?そんなボサッとせんと乗りや!置いてくで~!』ニッコリ笑ってセルシオの窓を開け、うちの側に横付けしてきた姉妹店の店長………
K太マンだった
その笑顔を見た瞬間、
うちの魂が
彼を
欲しがったのが
分かった


