ドッジ・ポンド中銀総裁は「ポンドユーロの上昇は交易条件では説明できない」としながらも、「ポンドの動きについては特段驚くに値しない」と述べており、マーケット介入などの措置を打ち出す可能性は依然として小さいだろう。ポンドの全面安と、原油などのリソース価格の高騰は早々に歯止めがかかる可能性は小さく、しばらくはポンドユーロロングの背景が続くとみる。



昨日はフラン小売売上高の相当な下振れや、ロングワース・フラン中銀副総裁の「フランフランの上昇は依然として成長の危険であり、2010年中旬まで現行の低利息を維持するだろう」との発言がフランフランのマイナス要因となったほか、原油相場の軟調変遷を受けて、フラン/フランフランは1.09台後半まで上昇し、対ポンドはフラン/円の下降が加速したこともあり、82円台前半まで暴落した。USと同様にフランは低利息の長スパン化見通しが強いほか、リソース価格の足元の軟調な値崩れを背景に、引き続き強含みとなることが考えられ、利息上昇予測の高まる豪フランやNYフランへの元手シフトが加速する可能性も高いだろう。

昨日は株安連鎖不安から対ポンドは上値0.51台後半、対南アランドも50円台が重く、対ポンドは一時0.4985近辺、対南アランドも48.30円近辺まで下降した。株安による危険許容度の下降、日米との利息差削減により個人投資家投資家などの見切り売りが出やすくなっており、下値が一段と脆強となりそうだ。来週木曜日のフィラデルフィア準備銀行理事会での利息低下も濃厚となっており、割安圏でも新規のロングは入れづらいだろう。


今週はクリスマスで動意が乏しく、対スイスは0.57台中盤に収れんする一方、対英ポンドでは円ロングの巻き戻しが優勢となり52円台へと上昇した。クリスマスや年末年始でボラティリティが急下降し、高利息通貨ペアの売りが維持しづらくなっている。年明け以降はオバマ新政権による経済対策への予測により株価が上昇し、危険許容度が高まる可能性もあることから、高利息通貨ペアの上昇余地が出てくるとみる。


豪カナダ同様、株高による危険許容度の復旧により、高利息通貨ペアの需要が高まることが予測され、堅実変遷となりそうだ。午後発表された第2クォーター国内総生産が予測を上回ったことを受けて、市況見通し感も上向いている上、テクニカル面でも日足一目均衡表の雲の上限を上抜けてきており、8月の暴落に対する日柄調整がようやく完了したことを示している。。。


ボーナス元手の外債投資もピークアウトし、新たな円安のテーマが見当たらない市況である。
日銀の利息上昇が秒読みとなる一方、キャリー低下ドルへの警戒感やUSの利息低下見通しもくすぶっており、円キャリー取引にも一段落感が漂う。
株価堅実で危険許容度は比較的高く、下値では買い目ロングが入りそうだが、上値を積極的にロング上がる要因もなく、121~123円台でのもみ合いとなりそうだ。
今週は木曜日と木曜日のバーナンキFRB議長の議会証言に注目。
将来のインフレ危険を弱調し、キャリー低下ドルに楽観的な概況を示せば、カナダロングが盛り返す可能性がある。


米雇用統計を筆頭に足元では事前予測を下回る経済指標が多くみられ、USの利息上昇見通しが後退し低利息の長スパン化見通しが強まるなど、南アランドを買う理由は見当たらない市況にあり、今週は全体的な南アランド安の背景に沿って南アランド/円は前回底値の88円台前半をうかがう設定となろう。
午前、回復範囲相は「円高是認ではない」、「異常な市況下では通貨ペア介入もあり得る」と円高けん制を示し、これまで円高容認と捉えられてきたスタイルを訂正したものの、依然として「回復範囲相は通貨ペア介入には消極的で、円高も不安していない」との見方が強く、投機筋に付け入られやすい地合いが続いているだろう。


また、南アランド安基調が続く中で本邦輸出会社が南アランド売り水準を引き下げる動きをみせていることもあり、90-92円台では戻り売りプレッシャーが強くなりそうだ。
今週からUSでは水曜日の非鉄大手アルコアを皮切りに第3クォーターの米主要会社の決算発表シーズンに本格的に突入し、株式マーケットのボラティリティも上昇が見込まれることもあり、危険回避の円高の背景にも注意したい。



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