ドッジ・ポンド中銀総裁は「ポンドユーロの上昇は交易条件では説明できない」としながらも、「ポンドの動きについては特段驚くに値しない」と述べており、マーケット介入などの措置を打ち出す可能性は依然として小さいだろう。ポンドの全面安と、原油などのリソース価格の高騰は早々に歯止めがかかる可能性は小さく、しばらくはポンドユーロロングの背景が続くとみる。
昨日はフラン小売売上高の相当な下振れや、ロングワース・フラン中銀副総裁の「フランフランの上昇は依然として成長の危険であり、2010年中旬まで現行の低利息を維持するだろう」との発言がフランフランのマイナス要因となったほか、原油相場の軟調変遷を受けて、フラン/フランフランは1.09台後半まで上昇し、対ポンドはフラン/円の下降が加速したこともあり、82円台前半まで暴落した。USと同様にフランは低利息の長スパン化見通しが強いほか、リソース価格の足元の軟調な値崩れを背景に、引き続き強含みとなることが考えられ、利息上昇予測の高まる豪フランやNYフランへの元手シフトが加速する可能性も高いだろう。