演奏された古川貴子さんのSNSを見て、申し込み、聴いてきました。
古川さんは、ドイツ在住で、数々の国際コンクールで優勝・入賞されているピアニストです。

母校の目の前にありながら、初めて中に入り、開演まで、玄関ホール、各広間の煌びやかさに浸りました。



演奏会場の「羽衣の間」に置かれた写真ではありませんが、パンフレットのもので、角度からコンパクトに見えますが、フルコンです。1906年製、90鍵です。迎賓館、皇居に置かれ香淳皇后をはじめ、皇族の方々が弾かれたとのことです。
※館内撮影禁止でした。

羽衣の間。

ピアノは突き当たりに置かれ、演奏されました。その上には、バルコニーが三つ並んでいました。


こんな感じのものが三つ。



プログラム。



古川さんのプロフィール&ピアノ紹介。


豪華な広間で、素適な演奏を聴くことができて、夢見心地のひと時でした。
古川さんのMCは優しいお人柄が滲み出ていて、ますます、ファンになりました。
アンコールはショパンのノクターン第20番「遺作」でした。

当初、3倍の倍率のところを当選、ラッキーと思っていましたら、会場にゆとりの70名余りの参加者で、無抽選だったようです。






リゾート地?のような、正門傍らの光景。

で、一服。

今年2月の新聞記事を見て、このイベント(第3回とのこと)に申し込んでいまして、とても楽しみにしていました。第1回は10名、第2回は20名の参加者だったそうで、今回は、一挙にその3倍60名となり、キャンセル待ちの方が多かったようです。
うにの食べ比べの後の、うにのディナーとセットです。

会場のイタリアンのレストラン「築地ボン・マルシェ」


大ぶりに活けられた花に、食べ比べへの期待が高まりました。



まず、魚がしコンシェルジェ靭江(うつぼえ)貞一さんのうにプチ講座。



そして、いよいよ、食べ比べタイムです。


江差近くの橘産、道南の羽立産、道南の東沢産の三大ブランドと、どこの産か伏せられたフェイクが入っているとのご愛嬌があり、食した後、一番美味しいと感じたうにに投票をしました。

投票結果(上の写真左・Aからです)。


一番人気は橘産でしたが、この日の競りでは羽立産が1枚35,000円で一番高かったとのことでした。Bの利尻産はボードに書かれませんでしたが、11,000円だったそうです。フェイクはAでチリ産(1枚1,800円、安い!)でした。私は、B、Cどちらか迷いましたが、2回に分けて味わい、濃厚で深みを感じたCに投票しました。


ディナータイム。
スパークリングワインで乾杯。

メニュー。


生ウニのこんとびチーズ巻き。

こんとびは高級海苔だそうで、チーズとむらさきうにがマッチして美味しかったです。

布長マグロと生ウニのタルタル。

バフンウニ。うにの乗ったパン、初めての味わい。


佐賀牛の生ウニ巻き。


たっぷりウニのキッシュ。


ウニとバジルの春巻き仕立て~トリュフキャビアのせ~


メインディッシュ。鮮魚(甘鯛)の炭火焼き。

国産ものです。皮の程よいカリカリ感に美味しさが増しました。

~ウニのクリームソース~ウニのカッペリーニ

甘鯛のスープが効いていました。

プリンジェラート、ききぞう(築地利々蔵市場)醤油かけ~ウニ風味!?~


ジェラートにお醤油? お醤油は150年の杉樽で2年仕込んだものとのこと。薄シェフは「お醤油をかけると、ウニの(ような)味になる」と仰っていました。かける前、ひと匙試食してみましたら、深い甘さで、“お醤油を超えたお醤油”といいますか、シロップのようでもあり、お料理で重宝しそうな味でした。



いろいろなうにと、うに料理を、一度に堪能でき、楽しいひと時でした。
この協会では、魚がしコンシェルジェ育成講座、マグロ解体&料理、おさかなキッズコンシェルジュ、魚の捌き方講座、買い物ツアーなど、興味あるイベントがよく開かれています。
うにコンペティションの次回は来年2月29日だそうです。



会場のタカギクラヴィア「松濤サロン」に並んだ3台のスタインウェイピアノ(朝日カルチャーセンター新宿の講座でした)。中央と手前がホロヴィッツが愛したピアノで、中央が伝説の1912年製CD75で、手前が1887年製ローズウッドのCD503です。奥のは、同社に来る前、最近のことのようでしたが、最後に使われたのが演歌歌手氷川きよしさんのレコ―ディングだったことから、講師のピアノ技術師高木裕さんとピアニスト干野宣大さんが「きよし」と呼んでいました。


 

ホロヴィッツとピアノに焦点を絞った講座でした。
75と503にはメイプルが使われ、何人もの職人の気持ちが籠もっていて、微妙な音(色)が出せ、ホールで傍鳴り、遠鳴りもするが、現代製の「きよし」は楓が使われ、2台のように、昔、作られたものと比べたら、個性がなく、“キーボード”だと酷評されていました。
ステージ上のキャスターの向きで音色が変わると、よく言われますが、高木さん曰く、「あり得ない!」と言い切っていました。ただ、レコーディングの時は、観客がいないので、最良の音が出るよう、ステージの端ギリギリにまで置くことがあるそうです。

75の軌跡です。


 

CDのCはコンサート、Dはフルコンを表すとのこと。
ホロヴィッツの1983年のNHKホールでの評判の良くなかった演奏に触れ、強ち、ホールの所為という訳でもなかったのでしょうが、同ホール(の音響)は「スカスカ、音が痩せる」と高木さんは仰り、その3ヶ月後にサントリーホールがオープンしたので、「(公演日程が)ズレていたら、間違いなく、ホロヴィッツは、そのこけら落としで演奏していたでしょう」とも仰っていました。

干野さんがショパンのマズルカ(作品No.が分かりませんでした)を3台で弾き分けましたが、やはり、75には深み、奥行きが感じられました。さらに、75で、ホロヴィッツがよく弾いたという、スカルラッティ(曲名分からず)とリストの「コンソレーション3番」を弾きましたけれど、胸に染み入ってくる演奏でした。

503の響板への特許の書き込みサインです。職人さんたちの心意気が表れています。


 

スタインウェイの現在の会社は、アメリカのファンドだそうですが、近々、中国のファンドに変わるでしょうとのこと、時代の趨勢とはいえ、いやはや、という感じです。

開場前、3番目までに並んだ人への“プレゼント”として、お隣りにあるタカギクラヴィア経営の「カフェ タカギクラヴィア」のドリンクサービス券を、3番目でいただいたので、終了後に一服。


 

店内のピアノ、スタインウェイ1911年製B型ルイ16世モデル。



 

どんな音色か、弾いてみたいものです。

 

 

 

 


 

このトリオの演奏を、また、聴きたくて、5月の地元でのフロアコンサートに続き、行ってきました。
会場は多摩境のギャラリーカフェ「アルル」。








チェロが横溝宏幸さん(作曲、アレンジ、プロデュースをしていらっしゃいます)、
ヴァイオリンがチャン・テヒョさん、
コントラバスが土田卓さん、です。

開演前、横溝さんから「(ベーシストの)土田が日本酒ナビゲーターの資格を持っているので、休憩時間に皆さんに飲んでいただけます」とのこと。
楽しみ!(^^)!

まず、書き下ろしの曲「ゴールデン・ヒル」。

横溝さんのMC。
「僕たちが大事にしているテーマは、民謡、童謡までを含めて、日本のブルースとは何ということです」。

2曲目はトリオのテーマ曲「クラッシュマン・オブ・ザ・ロード」。
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=F_lDMNbxuh0

童謡から「シャボン玉」。
横溝さん、「オシャレに言えば“ブローイング・バブルス”。もはや、創作です」と。

「ヘビー・レイン」、これも書き下ろしとのこと。

そして、ノリノリの「スーパー・ソーラン節」を、また、聴くことができました。

休憩は軽食、日本酒利き酒タイム。




土田さんがナビゲーターに“変身”。
4つの銘柄が用意され、「和韻」をいただきました。「わいん」=ワインです。日本酒に詳しい訳ではありませんが、日本酒と白ワインがクロスオーバーした味でした。
右でサポートしている人はトリオのマネージャーで、司会をした方です。

クーラーボックスの前に白いカードのようなものが置いてあり、何かと見ていましたら、土田さんが「(日本酒)ナビゲーターの認定証です」と手に持ち、気軽にポーズをとってくださいました。


 

後半の1曲目。
これもトリオのテーマ曲「クラッシュマン・ブルース」。
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_O1ZV6bS7P8

お三人とも、クラシックの演奏家なので、今日は聴けるかもの期待どおり、2曲目はバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」でした。

MC。
横溝さんが、始めに、スーパーヴァイオリニストと紹介したチャンさんに「必殺技があるんですよね」とお話を振り、何のワザかと思いましたら、釣りが趣味で、魚の鮮度を保つための神経絞めのことでした。“スーパーヴァイオリニスト”と“神経締め”の取り合わせが何とも可笑しかったです。

で、そのチャンさんのモンティの「チャルダッシュ」。
と、思いきや、冒頭、横溝さんが弾き出したりして、コメディアンのような掛け合いが続き、フェイントをかけられました。
しかし、結局、圧巻の演奏で、ビシッと決めました。
以下、3曲はカヴァーで、
松田聖子さんの「スウィート・メモリー」、
石川ひとみさんの「まちぶせ」(ジャズバージョンでした)、
そして、何と、
BOØWYの「マリオネット」でした(意外!)。

最後は、やはり書き下ろしの「神楽」。
横溝さん曰く「百鬼夜行の世界をイメージして作曲した」とのこと。

アンコールは始めの「ゴールデン・ヒル」を再び演奏されました。

これから、どのように演奏の幅を広げ、深めていくのか楽しみです。
異色でマルチなトリオの演奏、トーク、そしてお酒と、いろいろ堪能できたひと時でした。

この記事を書いてゐる途中、飛んで消えてしまつたこともあり、半月後のアツプです( ;∀;)

地元で毎年開催されてゐる「大音楽祭」が、今年は市制施行100周年とタイアツプして開かれ、そのうち、気になつたフロアコンサート、ロビーコンサート、合わせて三つのミニコンサートを聴きました。
そのうち、ピアノとチエロの姉弟デユオの演奏がとても良かったので、三日後に、「東京文化会館(小ホール)」のリサイタルを聴きに行つてしまいました。それが「+α」です(^^♪
 


一つ目は駅ビルでのフロアコンサートです。
「アンサンブル・マロニエ」。



西村さんは親子です。

曲目。


西村さんのお嬢さん友里亜さんは、表示されたゐたヴイオラではなく、第1ヴアイオリンで演奏されました。
「情熱大陸」は、その友里亜さんにお母さまから演奏許可が出て、初演とのことでした。
当たり前といえば当たり前ですが、西村さん親子の息の合つた演奏、クラシックを弾かれてゐるといふピアノの佐橋さんが初めて弾かれたジャズの「Tenderly」、どの曲も良かつたです。



二つ目もフロアコンサートです。
弦楽トリオ「CRASHMAN TRIO」です。




 

ヴアイオリンが張大赫(チャン・テヒヨ)さん(日本生まれ日本育ちの韓国人)、チエロが横溝宏幸さん(プロデユース・作曲・アレンジをされてゐるとのこと)、コントラバスが土田卓さん。
土田さんは黒のソフト帽を被つて登場、黒のスラツクス、濃いグレーのシャツ、細い白のストライプの入つた黒のサスペンダーで渋く決めてゐて、演奏はもちろん、何とも恰好良かつたです。
メンバーそれぞれは普段はクラシックを演奏してゐて、このトリオではジャンルを超えたパフォーマンスを見せてゐるとのことです。

曲目。

 

他に、「スーパー ソーラン節」、地元在住の北島三郎さんに敬意を表して「与作」、アンコールで演奏した、このトリオのテーマ曲「クラッシユマンブルース」、どの曲もノリノリで、このようなパフォーマンス演奏自体、聴くのが初めてでしたが、どの曲も、トリオのコピー、

『壊す』のではない。『付け足す』のでもない。音楽に別の命を与える。あらゆるジャンルの音楽にカントリーブルースの香りを滲ませ、どこか懐古的でありながら独自の形態だ。誰もが心にしまいこんだ風景を炙り出す大人のための珠玉のストリングス。

に納得の演奏でした。
横溝さんがMCで「このトリオで演奏すると人が変わる」と仰つてゐたのが頷けました。


 

三つ目は「いちょうホール」でのロビーコンサートです。
ピアノ(宇宿真紀子さん)とチェロ(宇宿直彰さん)の姉弟デユオ「レ・クロツシユ」です。
育つたフランスのお家の近くにある教会の鐘から名付けたデユオ名だそうです。


 

プロフィール。




曲目。


「ソナタ」は時間の関係で第1楽章のみでした。
「私の詩に翼があつたなら」は、ユーゴーの「静観詩集」の一節にメロデイをつけた原曲を直彰さんがチエロヴアージヨンにアレンジしたものとのことでしたが、抒情的でとても綺麗な曲でした。アーンは早熟な天才で、13歳の時に作曲したそうです。
更に、良かったのがアンコールで演奏されたサン・サーンス作曲の、元はオペラ「サムソンとデリラ」で歌われるアリアを、やはり、直彰さんがアレンジした「あなたの声に心は開く」でした。オペラは聖書が元になつてゐるのですが、その場面の理由に触れると、曲の美しさを損なふので、やめておきます。
この2曲、初めて聴きましたけれど、この出会いは私の“今年の音楽10大ニユース”ベスト3入り確実ですね。三日後、「東京文化会館」でのリサイタル時に求めたニユーアルバムに2曲とも入つてゐるので、聴き入つてゐる今日この頃です。

曲の元の歌唱で雰囲気が伝わるといいのですが。

「私の詩に翼があつたなら」(メゾソプラノ)
https://www.youtube.com/watch?v=Nmghaz_F7EU

「あなたの声に心は開く」(メゾソプラノ・フランス語日本語歌詞対訳字幕付き)
https://www.youtube.com/watch?v=n0IkncrfzOU



ロビーで、三日後に「東京文化会館」で開かれる、ニユーアルバム記念のリサイタルのリーフレツトをもらひ、プログラムに「私の詩に翼があつたなら」がありましたし、「あなたの声に心は開く」も、多分、また、聴けるだらうと行つてきました。



曲目。


曲目解説。


シユーベルトの「アルペジヨーネソナタ」の全楽章、「私の詩に翼があつたなら」と、“予定どおり”アンコールで「あなたの声に心は開く」を、また、聴くことができました。
ホールですので、より深みが増し、沁みました。
アンコールのもう1曲は、“恒例”らしいのですが、「G線上のアリア」でした。


(順序が逆ですが、開演前です)
 

長くなってしまひました:(;゙゚''ω゚''):

私にとつてのミニ“ラ・フオル・ジュルネ”のやうな1週間でした♫