その後
Eちゃんはあっさり黒服の彼に冷め、
新たな恋へ。



つぎは
某スポーツ選手

現在活躍している選手で
彼は結婚していて奥さんは初めての子を妊娠中

よくある妊娠中の浮気ってやつ…?





彼からの猛アタックで、最初は気がなかったEちゃんも
だんだん惹かれていった様子。


とうとう彼と関係を持つことを決心したEちゃんは
彼が試合で遠征してる場所へ新幹線と電車を数時間乗り継いで会いに行った。

一緒に外で食事をすることはもちろん、彼の部屋へ行くこともできないので
Eちゃんはチームが宿泊しているホテルの別の階に部屋を取り、
そこへ彼が忍んできた。




部屋へ入る前に電話で部屋の周りに人がいないかを確認、部屋へ入るなり部屋中の
カーテンを閉めた用意周到な某スポーツ選手。

ゆうめいじんってたいへんですね(棒読み)←

彼が地元にいるときは絶対連絡するなと言われ、
せっせとネットで彼の試合スケジュールを調べて連絡するチャンスを伺う
けなげなEちゃん。




2回ほどHをしたくらいから、だんだん連絡がなくなってきた彼。





彼が最初あんなに執心していたのは、Eちゃんの方にまだ気がなかったからなのか。
熱心に口説いてた女性が自分の方を完全に向いてしまったから、興味が薄れてしまったのか。

それは男性の性かもしれないけれど、
彼の言葉を真に受けて好きになってしまった彼女はたまったもんじゃない。






彼がそっけないほどEちゃんの恋は燃え上がる。

『彼が電話にでないんだけど、忙しいのかな』
『メールの返事がないんだけど、どう思う?』


そう言って毎日私に連絡してくるEちゃんに、なかなか自分の本心を言えなかった。





彼はEちゃんに興味を失ってしまったんだろうなと思っていたけど、
Eちゃんを傷つけるのが怖くて‥遠回しに

『気分が仕事モードになってしまってるのかもしれないから、しばらくそっとしておいたら?』

などと言った。


自分が追っていた獲物がこちらを向いたとたん興味を失うのが男性の性なら、
彼女が追いかければ追いかけるほど彼の心は遠ざかって行くのでは、と思った。

追わずに放置しておくほうが、彼の興味がまた彼女に向く可能性があるんじゃないか。

それに‥連絡せず放置している間に、Eちゃんの恋心が冷めることも願っていた。
彼の興味が戻っても戻らなくても、どちらにしても不倫だから。







でも、Eちゃんは彼をそっとしておく気などなさそうだった。
いくら私が

『とりあえず一週間でも、連絡するのやめてみてよ』

と言っても

『今日も着信だけ入れといたよ☆』

なんて報告してくる。





着信だけ入れた‥てことは、
今日も電話に出なかったんだ。
…どうやったらEちゃんが気付いてくれるんだろうと悩んだ。







そして某スポーツ選手が電話に出なくなって1ヶ月が過ぎた。
彼女は彼への連絡をやめなかった。

そして、ネットで彼の奥さんの情報や写真を探し、
奥さんが臨月だとわかると

『死産しないかな…』

などと言い出した。







これ以上見ていられなかった私は、
とうとう彼女に

『正直‥彼は連絡を嫌がってるんだと思うから、もう電話しないほうがいいよ‥
しつこくするとよけい引かれてしまうと思う。
それよりも放置しておくほうが、彼も連絡してみようかなって気になるかもしれないし。』

と言ってしまった。

『は?!わたし嫌がられてるの?!』

と受け入れられない様子のEちゃん。
というか明らかに不機嫌になってしまった。







わたしのバカバカ!
自分の口先で人の心を変えさせようとするなんて、
傲慢な考えだった。


恋は盲目になるもの、ましてやここまでハマってしまった彼女の気持ちを
わたしがコントロールなんてできるはずないのに。

『そんなハズはない!』

と彼女はさらに恋心を燃やしてしまったようだった。







それからは、私はもうEちゃんの恋心を止めようと無駄にあがいたりもせずに
彼女が気が済むのを見守ることにした。

無理に止めさせなくても、ずっと彼の反応がなければ
いつかは彼女も諦めることになるのだから。







その後2,3ヶ月もするとEちゃんは別の人に恋をして
あっさりと某スポーツ選手への気持ちは冷めてしまった。






めでたしめでたし。

ここ数日間、高知の友達のところへ遊びにいっていました。

大阪へ帰って来てタクシーに乗り込むと、
なぜか運転手さんが突然、自分の愛人自慢を始めてびっくり。
話振ってないのに‥



運『おっちゃんな、彼女に振り回されて大変やねん~』

『え‥あ、そうなんですかぁ』



と始まり、



35歳ほど年の離れた彼女がいて
彼女は気が強くてケンカしても絶対謝らないから
毎回自分が謝っている

とか

彼女はバツイチで高校生の娘がいるので娘の塾の月謝4万円ほどを
毎月出してあげてる

とか

会うたびにやれ化粧品が無くなっただのなんだのと理由をつけて
数万円ほど取られる
でも、そのおかげで仕事を頑張る気になる

とか

数日後もデートで○○県に朝から行くけど、
彼女は昼から仕事が入ったとかで昼までには帰らないといけないし、
ラブホテルに行くのもいつも朝だから気分がでない。
というか、いつもデートは朝だけでなぜか夜は会えない ←

とか

今月はもう17万ほど渡して、もう今月はこれ以上渡せないと言ったとたん
ぴったりと電話がなくなった ←←

とか。





夜のデートはいつも彼女の都合が悪くてできないと言うので

『あ、彼女さんも結婚されてるんですね?』

と聞くと

運『今は娘とも離れて暮らして一人やで。結婚だろうが同棲だろうが、おっちゃん過去のことは気にしないから!』

おっちゃん‥…残念だけどそれ、たぶん過去じゃなくて現在(いま)だから‥っっ






運『いや~えらい女に惚れられてしもうたわ~』


『‥そんなに見事にカモられて頼りにされると働きがいがありますね』




と言ってにこやかにタクシーを降りた。