11月の初旬に紅葉を見に東温市の滑川渓谷へ行ってきました。

面河渓と迷ったけど、今回は楽そうな方へ。行った事もなかったので。

東温市のＨＰによると

～長い年月をかけて侵食された砂礫岩の奇怪な岩肌や、全長1kmにも及ぶナメラと呼ばれる美しい川床、流水が川床にある小さなくぼみで渦を巻き小石が内側を削ってできた甌穴（おうけつ）など、自然が創り出した芸術の世界を堪能できます。秋の紅葉、真夏の避暑にもおすすめのスポットです。～

とのこと。駐車場から徒歩20分かけて、終着点の奥の滝を目指します。

一応、草履ではなく普通の靴で。

途中、まさかの梯子が！着物は向いてないなって思ったけど、梯子の無い上の道を通ればよかったわね。

はっきり言って紅葉はいまひとつ。

駐車場も私たちだけで、あら？と思ってたけど、まだ早かったみたい。

私たちの後に一組とすれ違ったのみ。

しかし、あたりは静かで次々と姿を変える岩と水の流れ。

とても素敵。

（水の量も少なかったのね、多分。お陰で歩きやすかったけど）

途中、岩から木が生えてるみたいな光景に出会い、興奮する！

これ、ホラーゲームのサイレン2に出てくる滅爻樹（めっこうじゅ）だよ！と大騒ぎ。（霊が取り付いて化け物になった太田ともえを滅したら、こんな感じになるんです！！）

ギャイギャイと静寂も台無しにする我々。

と、ようやく奥の滝が見えてきました。

しばし、見入る。

しかし、この場所、なぜか石積みがたくさんあるんです。

強烈に感じる違和感。

ちょ、これ、賽の河原みたい……。

で、一度石積みに目がいったら、もうなんか、ちょっとおどろおどろしい雰囲気しかしてこないんですよ。

両側がハの字に、私たちに被いかぶさるように、岩がせり出してるのも相まって。

何か、コワイ、ここ。

ということで退散です。

洗える着物だったのですが、念のため、裾をまくって歩いてたら（スパッツはいてたので）、ねずみ小僧みたいだと笑われる。確かに。

昔の人もこうやって山道とか歩いてたのかな。

いや、女子はさすがにやってなかったかしら？

紅葉は今一歩でしたが、なかなかスリリングで楽しめました。

私が土サスの温泉若女将シリーズを愛媛で製作するんなら、ここをクライマックスの犯人追い詰めシーンに使うね。

余談ですが、ここに一緒に行った妹Ｐ子さんが、帰った直後から妙な言い間違いをしたり、言葉がなかなか出てこなくなって、ま、まさか言葉を失うっていう呪い？とおびえていました。

それは、ただの老化じゃないかしら～