裁断から縫製まですると様々な製造機器を取り扱います。

最新のものはコンピューターが入りボタンホールの大きさを設定するだけでいいのですが

昔のものは歯車を取り換えてあれこれしないといけないものもあり大変でした。

しかし、古いものはなかなか壊れない。調子が悪くなっても直せました。

最近のコンピューター入りのものはミシンはきれいでも製造停止から7年超えるて基板が傷むと

修理不可になってしまう。

某大手ミシンメーカーでボタン付けミシンを購入し、購入時から不調だった。

購入したミシン店がメンテナンスに来るけど根本的に直らないし高齢でコンピューター関係はわからない。

だからメーカーの修理担当者を連れてきた。

その時はある程度改善したが、1年後に不調になりメーカーに電話したら

「直せない」と断られた。

町のミシン店を紹介され、修理依頼をしたら見事に直った。

そのミシン店の方の話ではメーカーの修理担当者が定年退職して技術を継承する人材がいないらしい。

コンピューター関係は得意でも「機械」はわからないのでミシン修理を断っているらしい。

ミシン自体の設計や製造も自社ではなく、中国メーカーに委託しているのでは?とミシン店の方は言っていた。

私は工学部だったので学生時代によく「機械屋」だとかいってましたがメーカーが放棄してしまったら

会社はおしまいだと思った。