私は食べ物で嫌いなものがほとんど無い。

…思い付くのはドリアンやくさやで極端なのでほとんど無いでいいと思う。

子供の時分からそうだったから、好き嫌いがかっこいい感じがして 「にんじん嫌い」という設定にしようとしたりしていたが、カレーに入った人参も、煮物の人参もやはり美味しい。ピーマンだって美味しい。

皆が不味いといっていた給食も美味しい、悪くないと思ってた。

寮に入ってたときも、皆が文句をいう訳がわからなかった。

あほ舌といえばそれまでだが、食べたくない味や、添加物の組み合わせでダメな香りとかはあるし。

いいところを見つけやすい舌、ということにしたい。

最近私がやっていること(美味しいと思わなかった焼酎を大量に買って試している)は、美味しいと感じるようになりたいからだと思う。

「その品だから好きになれないんじゃない?」ということの無いよう、芋、麦、米、一般的な価格のものから、プレミアムと言われるものまで集めてみた。

これくらきでは計り知れないくらいの種類や可能性があるんだろうけど、とりあえず。

やはり一口目でとんでもないと思った。
芋はお湯割りとかにしてみたら、遠~~くに芋の香りと甘味があってなんとなく縁もゆかりもない九州の地や西郷さんに想いを馳せてしまう。けど……

米焼酎は 最近日本酒が好きな私には 飲んだときに 日本酒の香りとともに何か「クニュッ」とした気持ち悪い癖を感じて、「それなら日本酒を飲めばいいじゃない」と思った。

ところが、先日 青椒肉絲を作って一口食べたりときに、「米焼酎飲みたい」と思って、ロックで飲んだら美味しかった。強めの味に負けてないし、香りもあはずなのに邪魔してなくて…

その勢いで麦焼酎も試してみたらロックでいける。しかも1番飲みやすいのね~、と知り、

数日で焼酎も美味しいね!

と飛躍したのです。

あまりの、いきなりの変化にビックリしました。

あと何種類かまだ飲んでないので、開けるのが楽しみです♪

美味しいと思うのが増えるのは幸せなことだし、好きなものを増やそうと挑戦するのは楽しいことだ。

無理したり、無理に「私は これを 好きなんだ。」と思い込むことはしないようにしたいなーと思う。