私は基本的に、モテか非モテかと言われたら圧倒的に「非モテ」です。
顔は十人並みかそれ以下、人生の大半がぽっちゃりかそれ以上。
そんな人がモテるわけはなく、下手すれば体型のせいでいじめに近いことを、
された記憶もあります。
いまほどルッキズムが強くなくてもそうだったので、正直いまのタイミングで
恋愛全振りみたいな時期を迎えていたらもっとしんどかっただろうな…と思います。
そのせいか、気づいたら「私と仲良くしていることでこんなメリットが!」
なんてことを自然とアピールというか、
役に立とうとする姿勢が根づいてしまった……と長らく思っていました。
ちょっと卑屈な感じですね。
そういう自分ってあんまりいいことじゃないな、好きじゃないなと思うのは当然で、
自分にとってメリットがない存在でも、好きになってほしいなあ…とか思ってました。
でも、自分のこの傾向って恋愛対象の人に限らずで、
何なら普通の友だちに対しても発揮されるんだよなー。
なんでだ? というのも謎に思っていて。
男性だろうが女性だろうが、なんですよね。
そしてその謎が解明されたのが、西洋占星術を学んだときでした。
自分の太陽が乙女座なのが、
この意識の理由として大きいんだな~と知って、ラクになりました。
乙女座は魚座ほどのホスピタリティはありませんが、
相手の役に立つことが、自分の存在価値だったりします。
誰かに「この人がいてよかった」と思ってもらえると、非常に嬉しい。
私の場合、太陽が乙女座なので、
太陽は性格や人柄を表すというのも間違いではないですが、
「こうありたい自分」を表す惑星です。
役に立つことに喜びを感じると同時に、役に立ちたいという思いも強い。
そこにコンプレックス的なものが合わさって、
役に立ちたい、に留まらず「メリットが無いと存在を求められない」に
発展したんだろうな~と何となく把握できました。
若い時分の話だから、異性相手にそうなりやすいのは自分でもわかるとして、
同性の友だちに対してもそうなのは、なんでだー? と思っていたので、
ここでの腹落ちはとてもよいことでした。
今も大切に思う人、好きな人に対しては
「お役に立ちたい」を発揮しまくっています。
だけどそれが自分の性格だから、卑屈ゆえではない。と分かってるのは、
心の安寧にとても大きな要素として君臨しています。
時にはそれが過剰に出過ぎて、尽くしている感じになることもありますが、
それについても「まあやっていけるならいいし、支障が出始めたら調節を」
みたいなスタンスでやっています。