ブログを書くのは本当に本当に久しぶり。
読んでくれる人いるのかね。
・・・まぁ、FacebookとTwitterにはシェアするけれども。
えにし第7回公演
「クラゲ図鑑」
先週の日曜日、7/9をもちまして、無事に幕を降ろすことができました。
この公演を支えてくださったスタッフの皆様。
私を起用してくれた主催、前田勝。
グルグルの住人である私を最後までしっかり見てくださった演出、
ノアノオモチャバコの寺戸隆之さん。
脚本をご提供くださった、グワイニャオンの西村太佑さん。
結構過酷な状況であったこの公演、一緒に最後まで乗り越えてくれた座組のみんな。
そして何より。
毎公演ほぼ満席!8割がたキャンセル待ちが発生するという状態で、劇場に足をお運びくださったお客様方!
本当に、本当にありがとうございました!
今回は主催の前田勝・・・もうめんどくさいから、いつも呼んでるはっちゃんにするね。
はっちゃんにとって、非常に思い入れの深い作品でした。
こういう作品をやる。出演してくれないかという彼のオファーがとても嬉しくて、即OKしたのが今からどれくらい前だっけ?
色々あったねー。大変だったけど、楽しかった。
今回の公演は特に、最後のカーテンコールの拍手がとてもとても暖かかったと感じた公演でした。
初日の拍手に泣きそうになり(笑)
2日目はまさかのダブルカーテンコール!
鳴りやまない拍手に、楽屋で動揺する役者陣(笑)
嬉しかったなぁ。
最近大きな舞台では、予定調和のようにダブルカーテンコールをやる公演をたまに見るんですが、私たちは本当に予測してなかったんです。
慌てて舞台に戻って、終わった後みんなで笑ったなぁ。
ご来場くださった方々にはどう映ったのでしょうか。
作品がああいったものだったので、本当に様々な受け取り方をされたのではないでしょうか。
少しだけ。
私自身の役について話しますね。
※終演後のブログって、基本的に観た人にしかわからない内容になっちゃうんです。私の場合。
しかも年単位でブログ書いてなかったからなぁ。
まあ、自己満足です(笑)お目汚しをお許しください。
私の演じた「大谷めぐみ」という役。
普段の私を知っている方からは、まぁ真逆っつうか全然違うっつうか。
言われましたとも。
「お前の役怖い」
「むかつく」
「出てくるたびに嫌な気分になった」
ほっほっほっほっほ!
役者冥利に尽きますとも!
そういう役割の役だったので、ちゃんと仕事はできていたのかなと思います。
でもそんな中で、めぐみが持つ孤独だとか。
彼女のゆがんでしまった愛情の形だとか。
気づいてくれた人も何人かいて、それがうれしかったなぁ。
人種差別。韓国人に対する偏見。
(韓国人が主催の劇団に所属してるのにねw)
父の再婚相手、その連れ子に対する敵対心と妬み。
親に対する反発。
暴言の嵐。
めぐみちゃんは、舞台上で常に人をにらみつけていました。
口を開けば人をののしる言葉。
人を傷つける言葉。
・・・いやぁ。
普段、私が意識して離れてきたところを突き付けられた公演でした。
大学以来の友人が観に来てくれて。
彼女に
「私たちのように親の愛情をたっぷり受けてきた人間には、彼女のような人間の寂しさを想像することができない」
と言われました。
「役作り、苦しんだんだね」
と。
かわいそうな人でした。
悲しくて寂しくて、常に愛情に飢えている。
たぶん、そこになかなかたどり着けず、今もどこまで表現できていたのかな・・・と時々思い出します。
私自身にとっては、とても愛しい役になりました。
彼女の魂の孤独を、抱きしめてくれる人は現れるんだろうか。
彼女にはお姉ちゃんがいて。
めぐみにとってはきっと唯一の味方で。
親への愛情の飢えが、ああいう形で表面に現れざるを得なかった。
そんな人だったと思っています。
消化不良感は残っていますが、まぁ役者やってればどんな役をやってもその想いは付きまとうのでね。
実在の人物が元になっているようなので。
本物の「めぐみ」さんは、今幸せでいるんだろうか。
本物の「崇明」には申し訳ないけど、個人的には幸せになっていてほしいなと思います。
そうそう。
私、今年の一月から劇団遊戯ってところに所属してるんですよ。
FacebookとかTwitterとか全く見ないでこのブログだけ見てるって奇特な人がいたら、この場でのご報告になるのかな。
我が劇団の公演が、9月にあります。
もうちょっとしたらちゃんと宣伝させていただきますが、稽古がもう始まっていて。
個人的にクラゲ図鑑を振り返っている余裕はもうないので、ここで区切り。
最後に、恒例の個人的に頂いた差し入れ写真集と、皆の集合写真なんかを残して、終わりたいと思います。
皆さま本当に、本当にありがとうございました!!