ところで 前回の記事  には裏話がありまして…




いくら利発な高校生だったとしても、

自分達の持ちえる知恵だけでは、

30過ぎの大人を黙らせる事は出来なかったと思われます。



その現場に居合わせた子供の中に、

転校当初の長女の事情を親に話した子がいました。

我が長女もかいつまんで説明したとは思いますが、

その子の母親は“花屋”から花は買わなくなったと言っておりました。


親子の会話があるのはいいこと…

しかしどんな顔をして話したのかと(笑)

本人は 「普通の顔だよ」 とは言っておりましたが。


で、その話を夕食時に聞いたお父上。

箸をおきこう説明したそうです。




世の中で一番卑下すべきは、自分より弱い相手への暴力。

まして女子供への暴力は卑怯極まりない。


男女の事も多様あれど、他人の家庭を壊す行為は、

到底許されるものではない。


その被害から立ち直るのは大人でも大変な事。

まして少女がそれを見たとしたら、どんなにか辛いだろう。



もし一緒にいる時に、その相手に出くわすか待ち伏せされたら、

出来る限りの大声で


「痴漢!」


「変態!」


と叫べ。

それが思いつかなければ、


「変態オヤジ」


でも


「ロリコン」


でもいい。

世の中の普通の人が白い眼で見る、

いかにも弱そうな犯罪を叫べ。


そうすれば大抵の大人が守ろうとしてくれる。


もしくは


「火事だ!」


誰も無視は出来ないことだから。




暴力は引ったくりは自分の被害を恐れて、

直ぐには助けがこないときもある。

けれど、自分より弱そうな相手や、火事には

誰もが反応するからな。

そして性犯罪は、軽蔑の視線を浴びるにはもってこいなんだ。


叫んだら、ひるんだ隙に逃げろ。

逃げるのが一番の策だから。




ってな事を教えられたそうだ。


確かに…そういわれればごもっともな事。

けれどそれを娘に説明するお父上。

ちょっとカッコいいぞ。





で、それをふまえて叫んだのが前回の記事。

ない知恵を絞ったといえば、まあそうなのだろうが、


「ロリコン!」


よりはダメージが大きかったのではないかと(笑)




そんな話を聞きながら、親が子供に与える知恵って

無限なんだなと思った次第。


私は子供に…あと何を与えれるだろう。

とりあえず財産はないとして(笑)