正月から玉様♡


御園座に行って参りました。


口上からはじまり。
玉様の名古屋にまつわる思い出話や
鐘が岬に対する思い、
阿古屋の後継者ができたことの喜びなど。
(30年近く1人で背負ってきたので
肩の荷がおりたと仰っていました)


舞踊は「雪」「阿古屋」「鐘が岬」。
どれもしっとりとした演目ばかりでした。
阿古屋に関しては演奏会を聞きにきたような
今まで味わったことのない不思議な空間でした。
鐘が岬は、もう、すてきすぎで。


娘道成寺を踊るには若さと体力が必要だけど
これは生涯踊り続けたいと仰っていたように
派手さはないにも、その心情が滲み出ていて。
引き抜きも今まで見たことのないような、
なんていうか、さらっとツルッと←表現下手
流れるような引き抜きでした。


勘三郎が、
玉三郎の兄さんと踊ると
そこに吉野の山が本当に見える
と言ってたのを思い出します。


演目こそ違えども
舞台が派手でなくてもそこに景色が見える、
そんな素敵な舞台でした。


最後のカーテンコールはなんと二度も。
花道で踊ることはなかったのですが
ご挨拶で花道まで出てくださり、
超間近で玉様を拝見することができました。


こいつぁ春から縁起がええわえ🌸