ローズウッドです音譜

 

初めて聖路加国際大学の敷地内に足を踏み入れましたよ!

 

といっても病院本体ではなく

 

セントジョンC.アリスメモリアルホールという所でしたが

 

いつものセミナーとは違い、体験談を中心にキレイを題材にした内容でした。

 

  

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「乳がんでうつになったのも、脱出できたのも『輝いた自分』へのこだわりでした!」

講演:朝倉 匠子さん

 

乳房温存手術でステージⅠ

 

顔つきの大人しいタイプで立ち向かっていけると思っていた。

 

女性ホルモンは…

①基礎代謝

②血管の柔軟性

③骨密度を保つ

④肌の美しさ

➄髪の太さ、つや

⑥脳や新経の働きを活性化

する働きがある。

 

エイジングスペシャリストとして女性ホルモンは大切であると常々感じており、ホルモン補充療法を受けていた。

 

おかげで「更年期障害」とは無縁の生活を送っていた。

 

その為、乳がんに罹患して病気を治す訳ではなく、再発率をさげる為のホルモン療法を行うことで5年間もホルモンを止めてしまう恐怖があった。

 

ホルモン薬を飲み始めたら色々な症状がでてきた。

身体から水分が抜ける感じ。

髪がきしむ。

唾液が少なくなる。

ゲップがでる。

肌が乾燥する。

手足がこわばる。

気持ちの低下。

 

<当時を振り返って>

副作用+女性ホルモン喪失のパニック障害が起こったのではないか?と感じた。

 

身体を動かした方が良いのでは?と考えて近くのジムの会員になったが、2日目にして転倒して骨折してしまう。

 

そこで「負のスパイラル」に陥る。

 

iPadで「死」という文字を検索し始めた。

 

メンタルクリニックを訪れたら「適応障害」と診断される。

 

サインバルタ(抗うつ剤)を処方される。

注)最初処方はなかったが症状を強く訴えた為。

 

しかし服用がためらわれ、調べて漢方で副作用に対する処方をしているクリニックを見つけて受診する。

 

漢方116番・83番(第2の脳と言われる胃腸薬)を処方され飲むとゲップが緩和され、気分も戻ってきた。

 

当時、変わらない自分を装って仕事をこなしていたが、こんな状態でアクティブエイジングを提唱していけるのか不安になる。

 

そんな時、保坂先生と山崎多賀子さんとの出会いがあった。

 

保坂先生は精神科と精神腫瘍科は全く違うと言う。

 

精神科⇒死にたい患者を思い留まらせる。

精神腫瘍科⇒生きたいと願っている患者に死を受け入れて貰うこともある。

 

この保坂先生との3回のカウンセリングで心が落ち着き、本来の自分が戻ってきた。

 

貧弱に痩せ過ぎない様にバランスの良い食事を心がけ、大人の付け睫毛を始め、ゴルフのレッスンも再開。

 

エクオール<サプリメント>を飲み始めてからうるおいが戻ってきてる実感がある。

注)大豆イソフラボン成分の為、×と言う医者もいる。


 

 

「がん患者の初期の心理をサイコオンジストが読み解く」

対談:朝倉匠子さん×保坂先生

 

簡単に…

 

朝倉さんの様な適応障害は元々健康な精神である為、少しのサポートで回復する。

 

<朝倉さん>

「私は乳がんになっても何も変わらない」という心の突っ張りがあった。

<保坂先生>

それは「躁的防御」

<朝倉さん>

連載には乳がんについて全く触れず…。

<保坂先生>

それは「対象喪失」「現実検討」の「否認」

 

<朝倉さん>

「死ぬ」方法を検索。食欲不振。抑うつ感。

<保坂先生>

受容と否認との間を行ったり来たりしながらやがて適応行動をとる。

注)適応行動とは情報収集・家族や友人と相談・セカンドオピニオンを求める・治療を受ける。

 

<保坂先生>

朝倉さんが運動しようと考えたのは間違っていない。

運動には体重を落とすだけでなく、心の病気への効果があることも最近わかってきた。

運動には薬と同じくらいの抗うつ作用がある。

脳を鍛えるには運動しかない。

インターバルウォーキングがお勧め。

 インターバルウォーキングとは…


5分間背中に薄っすら汗をかく程度に早く歩く⇒その後ゆっくりダラダラと5分間歩く⇒また早く歩く。
 歩幅もちょっと広くして、大股で歩ければなお良い。
 

 

「がん患者の『キレイ』を医学的・科学的に解明し提言する」

講演:保坂先生

 

<大切なこと>

良質な睡眠をとって綺麗な肌を取り戻す。

 

その為には睡眠ホルモンを調整する。

 

汚れてしまった心をクリーンアップする。

 

その後で愛情ホルモンを噴出させる。

 

睡眠の質は加齢と共に低下する。

 

成長ホルモンの分泌の70%は夜間でゴールデンタイムは夜10時~夜中2時。

 

成長ホルモンの分泌を促すメラトニン

 

肉、魚、乳製品、麺類、穀類の摂取+運動+日光を浴びる⇒セロトニンが増える⇒メラトニン分泌が増える。

<朝日を浴びて早朝散歩をするのが理想的>

 

不眠対策としてはリラクゼーション<ヨガ>、イメージ療法。

<プチ瞑想も良い>

 

インターバル瞑想ウォーキング

<瞑想とインターバルウォーキングを合体させたもの>

ゆっくり歩いている時に空や雲、道端の草に心奪われる。

 

感謝の気持ちを忘れない。

 1日無事に過ごせてありがとう。

 

ソーシャルサポートの重要性。

 

人の為に祈る。

<祈りの遠隔効果>

 

祈る人に何が起こるか⇒オキシトシンの分泌が増える。<愛情ホルモン>

 誰かの為に祈ることが最も効果的。

 

 

「ステージ4のわたし それでもオシャレがあるから輝ける!」

講演:山吹 祥子さん

 

末期乳がんの生活2年目となる。

 

初発で多発転移の為、手術はできなかった⇒ホルモン療法のみ。

 

しかしホルモン薬がなかなか効かず進行してしまった。

 

2番目の薬・フェマーラで鬱が進む。<寝たきりになった時も>

 

フェマーラが効かずリンパ転移⇒今はヒスロンHという薬を飲んでいる。

 

体調も良くなり、やる気が湧く様になった。

 

エンドレスな治療の為、最終的な夢や希望が持てない⇒新たな事にチャレンジする気持ちになれない。

 

しかし保坂先生にかかり

 

「君は鬱じゃないよ。セレトニンを補えば治るよ!」

 

と励まされ、鬱を克服。

 

今は病気だろうが年を取ろうがオシャレを楽しもうと思える様になった。

 

ホルモン療法で枯れていく事はあるけど、オシャレする事でウキウキする。

 

治らない病気になっても前を向いて前進していく事が大切。

 

人生をエンジョイする⇒「人生をやり尽した」と言える人生を送って欲しい。

 

 

「教えましょう!治療中も自分に自信が持てるメイクのコツ」

講演:山崎 多賀子さん

 

がん治療はとてつもなく怖い。

 

女性ホルモンを止める、抗がん剤を自分の身体に入れる事に抵抗があった。

 

乳房の喪失・脱毛は悲しい。

 

がんになった時「私だけ特別に不幸?」と考えた。

 

でも特別ではない。人生最大のピンチだけど気持ちまでがん患者になりたくない。

 

事実を変えられないなら受け入れて割り切った方が楽⇒今はがん=死ではない。

 

「がん患者」呼ばれるのは病院だけ⇒多くのがん患者は社会の中で治療を続けてる。

 

国も取り組むアピアランス(外見)支援⇒がん患者が戻りたい社会へ戻る為のサポートケア。

 

「装う力」は患者にとって鎧。

ウィッグ・帽子・メイクの装いは自分を社会の目から守る鎧になる。

 

がん患者だからといって特殊メイクは不要だがコツはある。

素顔は『真実』&メイクは『錯覚』

 

※画像でメイクのコツを判り易く説明。

 

人から「キレイ」と褒められて初めて自信に繋がる。

<たかが外見、されど外見。影響は大きい>

 

前向きになる為には楽しい事・したい事を諦めない。

 

がんへの偏見をなくし、自分はがんだと堂々と言える社会へ。

 

 

★ディスカッションは時間が押して10分程度だった為、超簡単に…

 

生きる目標を持てる事は素晴らしい。

 

自分の戻りたい場所に戻る。

 

明日死んでも良いという感じで明るく綺麗に生きて行こう!

 

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朝倉匠子さんは実年齢よりかなりお若くスタイルも抜群。

 

正式の場でご自分の乳がんをカミングアウトするのは初めてだそう。

 

緊張のご様子でしたが「今の自分を見て欲しい!」という高揚感が伝わってきました。

 

ジュエリーデザイナーの山吹祥子さんはステージ4と思えないくらい、はつらつとしたお話ぶりでオシャレをして年を重ねる素敵さを教えてくれました。

 

山崎多賀子さんはマンマチアでお会いしていて他のセミナーでチークを入れて貰った事もあり、いつも面白くて判り易い勉強になるメイクのお話が楽しいです。

 

そして精神腫瘍科の保坂先生。

 

結構セミナーに参加してるのですが、何と今回お聴きするのが初めてでした。

 

よく色んなセミナーでお話されているだけに場慣れ感がありますね。

 

穏やかな口調で判り易いお話…またテーマを変えてお聴きしてみたいです。

 

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ちょっと驚いたのは朝倉さん・山吹さん共に抗がん剤ではなく、ホルモン薬の強い副作用に苦しんでいたという事。

 

そして共通症状は「鬱」「気分の落ち込み」

 

私自身も「気分の落ち込み」はあります。

 

先日ホルモン療法副作用のセミナーを聴講して来ただけに、やはり深刻な副作用があるのだなと改めて実感しました。

 

でも皆さん眩し過ぎるくらい輝いていらっしゃいましたよ。

 

心強いエール!と受け止めるべきですねスマイル

 

たまにはこういうテーマのセミナーも良いものだな、と思いましたきらきら。

 

これで今年のセミナーは終了です。

 

以前にも触れましたが、私がセミナーの内容を書いているのはせっかく参加して貴重なお話を聴講したのだから備忘録として残しておきたい、と思っているからです。

 

汚い字で走り書きしたものを後から読み直す気にはなりませんからね。

 

ではなぜセミナーに参加しているか…

 

これが正直、勉強熱心から来ているものではないんですよね苦笑

 

私…実は心配性ですごい怖がり屋なんです。

 

だから情報に触れてないと不安に取り込まれてしまいそうで、そういう場に参加する事で気持ちを落ち着かせている側面が大いにあると思います。

<心の安定剤の様なものですかね>

 

だから私としては情報を発信してる意識はあまりありません。

 

ただ結果的にもし読んでくださった方にとって参考になっているのであれば、それはそれで良かったなと素直に喜びたいですね^∀^

 

そして今の時代、動画という手段もありますが、日本を代表する各分野の著名な先生方のお話をライブで聴講できる環境(住んでいる場所的に)にある事を感謝したいですね。

 

また来年も無理のない範囲でセミナーに参加したいと思いますクローバー