2016年GW 山口県の旅⑫ 仙崎「金子みすず記念館」でほっこり
山口県に着いて3日目は、台風のような雨風で、予定を変更して仙崎へ。お昼ごはんに、名物の仙崎イカを食べようと思いましたが、朝のバイキングで食べ過ぎました、お腹も空かないので、「金子みすず記念館」に行ってきました
台風のような雨風の中、車を降りて、ゆっくり外観も見れないまま、ダッシュで中へ。この記念館は、金子みすずさんの実家後に建てられました。ここに、住んでいたんですね
みすずさんの家は、仙崎で書店を営んでいたそうです。外観も中もその当時を再現してあります。なんか、落ち着きます
2階には、みすずさんのお部屋が再現されています。
みすずさんの可愛い詩が所々に
私の髪の
私の髪の光るのは いつも母さま、撫でるから。
私のお鼻が低いのは、いつも私が鳴らすから。
私のエプロンの白いのは、いつも母さま、洗うから。
私のお色の黒いのは、私が煎豆たべるから。
すごく可愛い詩ですよね。目に浮かんできます。
ばあやのお話
ばあやはあれきり話さない。あのおはなしは、好きだのに。
「もうきいたよ」といったとき、ずいぶんさびしい顔してた。
ばあやの瞳には、草山の、野茨のはなが映ってた。
あのおはなしがなつかしい。もしも話してくれるなら、
五度も、十度も、おとなしく、だまって聞いていようもの。
おばあちゃんとのエピソード。「もうきいたよ」って言ったら、おばあちゃんは淋しそうな顔して、その話をもうしてくれなくなっちゃったんですね。この詩を読んで、おばあちゃんに会いたくなりました。いつになるか分かりませんが、天国でおばあちゃんといっぱいお話しようと思います
お部屋見学が終わると、本館があります。そこには、素敵な詩がいっぱい飾られています。そして、朗読が聴けるスペースや、売店等があります。
素敵な空間で、心がほっこりしてきます。ヘッドホンをしてどのぐらい朗読を聞いていたのでしょう、どんどん詩を聞きたくなるんです
本館の中は、写真撮影禁止。ですが、ここだけ写真撮影OKなので撮ってきました
売店(ミュージアムショップ)には、本やCD、絵葉書など、色々売ってます。何個か好きな詩があったので、買おうと思いましたが、全部あるわけではないので、2枚だけ買ってきました。
私か買った一枚をご紹介します。
おさかな
海のお魚はかわいそう。
お米は人につくられる、
牛は牧場で飼われてる
鯉もお池で麩を貰う。
けれども海のおさかなは、なんにも世話にならないし、
いたずら一つしないのに、こうして私に食べられる。
ほんとうに魚はかわいそう。
これを読んで、ホントだな―っと思って笑ってしまいました
売店の横の入り口を入ると、奥に大きいテレビが。みすずさんの娘さんが出てお話されていました。みすずさんってもっと昔の人のような気がしていましたが、そんな事ないんですよね。元気にされていて嬉しく思いました
その同じ部屋に、東日本大震災の時に、ここ「金子みすず記念館」より、東北の小学校などに本をいっぱい寄付されたらしく、どこの小学校にどのくらい寄付されたのか、お礼の手紙などが展示されていました。そのすごい数に、ビックリしました。学校を調べるだけでも、すごく大変だったと思います。なかなか出来る事ではありませんよね
出口の横には「休憩棟」があります。
もう記念館は終わりです。
「金子みすず記念館」の前の道は「みすず通り」と呼ばれていて、素敵な詩などが描かれています
この悪天候じゃなければ、散歩できたのに、残念です。もっと見たかったなー
ここに来る前に、仙崎の駅によって来たのでご紹介しますね
ホームです。
改札口からホームを見ると、ここにも金子みすずさんが。
観光案内所です。中は↓↓↓
やっぱり、みすずさんがいっぱいです
「金子みすず記念館」にすごく長くいたので、仙崎イカを食べる時間がなくなりました。これも残念。途中、道の駅や地元スーパーによって、萩のお宿に向かいました
今日は、この雨で、予定が狂っちゃいましたが、とても充実した一日になりました。明日は、最終日、萩観光しないと
2016年5月3日