夢のコントロール法【初級編】
夢を自由にコントロールするためには、何段階のステッ
プを踏まなければいけない。
ステップ①【リラックス】
肉体が緊張しているとその刺激のせいで、いい夢を見る
ことができない。
ステップ②【睡眠のコントロール】
睡眠状態のコントロール、これは眠ったり目覚めたりが
自由にできないと、夢のコントロールは、むずかしい。
ステップ③【自覚・明晰夢】
夢の中で「これは夢なんだ」と自覚でき、自分の意識が
、夢の世界で目覚めている状態。カスタネダの本では、
これができると夢をコントロールできるようになると書
いてある。
ステップ④【物質化】
物質化とは、夢の世界に物質を発生させ、この物に触れ
たとき現実世界と同じように感触を感じることができる
ようになる、しかし現実世界とは違い明るく輝きに包ま
れた感じのものを出現させる。
ステップ⑤【光明化】
全ての、光りを高めていき、最後は自分の意識も光にと
け込ませていく。
ここまでくると意識は超越し、宇宙意識だけが光輝く、
ここまでくると、その人は永遠に滅びることはない。
ステップ⑤まで示されているのは、チベット密教だけだ。
一見むずかしそうに思えるが、段階を踏ん進めていくと
基本はそれほどむずかしくない、本当に大変なのは⑤の
夢の光明化だろう。
では実践、【初級編】は
ステップ①【リラックス】
ステップ②【睡眠のコントロール】
ステップ①【リラックス】
まず重要なのが、布団に気を使う必要がある、暑さ寒さ
を調整しないといけない、こういった温度は夢に影響し
やすくなる。
体が冷えると幽霊の夢とか、暗い夢を見たりしてしまう。
逆に暑すぎるとケンカしたりといった闘争的な夢を見て
しまう。
尿意をもよおす夢などは、お分かりの通り実際の肉体が
尿意をもよおしている、ということなので寝る前に済ま
せておくこと。
食事に関しては、少なくとも寝る4~5時間前には済ませ
ておく。
夢見のトレーニングをする場合は夜9時頃がベストで、遅
くても10時30分までには寝たほうがいい。
それ以上遅くなると副交感神経が興奮するので夢見には不
適になる、早寝早起き習慣に気を遣う。
昼寝も、トレーニングに適しているので使える。
リラックス法1
仰向けに寝て、手足をダラーンと投げ出し、手足の力を抜
きながら、重くなると想像する。
手足が重くなったら、頭、首、肩、胸、腹、同じように力
を抜いていきリラックスさせていく。
リラックス法2
呼吸によって全身の力を抜いていく、姿勢は仰向けに寝る
かあぐらで座る、あぐらで座ったほうが、やりやすい。
まず、「スーッ」と短く息を吸う、次に長く引きを吐いく
いく、吐くときに肩や首の部分の力を抜いて、同時に体を
少しずつ前に倒していく、これを数回繰り返す。
息を吐ききったら元の姿勢に戻していく、吸う5秒、吐く20
~30秒ぐらいにする。
リラックス3法
寝る少し前に瞑想をする、姿勢はあぐらで足の親指か、足
の裏に意識を向ける。
ステップ②【睡眠のコントロール】
肉体のリラックスができたら、次は寝たり起きたりといった
覚醒と睡眠のコントロールを意識的にできるようにしていく。
先の肉体のリラックスより難易度は上がるが、毎日習慣とし
て続けていくことにより、習得できると思う。
睡眠のコントロール1
リラックスし、額に意識を集め、次に頭頂に移す。
後頭部首筋背中の順に1~2センチの間隔でゆっくりと意
識を移していく。
もしくは、額鼻あご首胸にしてもいい。
この方法によって意識を落とすいう感覚を覚える。
睡眠のコントロール2
眠りに落ちる状態を、意識的に再現していく。
まず、体の力が抜け頭が重くなりボンヤリしてくる
何も考えられなくなる。
睡眠のコントロール3
仰向けの姿勢で、意識を体から離した場所に置く、頭か足の
上方1メートルぐらい意識を置く、そうしておいて、意識を置
いた場所から部屋を目をつぶった状態で、眺めるように意識す
る。
このまま眠ってしまうと、うまくいけば意識が完全に消えない
状態を体験することもある。
睡眠のコントロール4
仰向けになり、腹や胸に意識を残して眠りに入っていくといっ
た練習をしていく。
コツは、その場所で独り言を言うとか、何かを考えるとうまく
いく、これは静かにやらないと大脳の働きが活発になるので注
意が必要になる。
以上、夢のコントロール法【初級編】
次回、夢のコントロール法【中級編】