1983 12月号 No.37
●超能力仙道の秘法を明かす!
仙道には気でできた分身をつくりだす術がある、幽体離脱と違い、肉体と
同じような物質体でありながら時空を超越できる、これを陽神という。
幽体離脱は仙道では 陰神 といって陽神とは別物としてあつかわれる。
この2つは共通点もあるが、完全に同じかというと、実は違い陽神というも
のの秘密を解き明かすうえで重要な意味を持ってくる。
では幽体離脱( 陰神 )と陽神の違いは何なのかというと。
趙避塵という仙人が「陽神はだれにでも見え、人間とまったく同じことが
できるのに対し、 陰神 は物質的なことは何ひとつできない」
出神のタイプは、陽神と 陰神 しかない、物質化の有無が違いであり、
仙道では陽神こそが完全な出神だとみなされている。
幽体離脱にも種類があり、その中でも最も物質化の強い、エクトプラズ
ムによる物質化現象が陽神に似ているかもしれないが、エクトプラズム
の成分が分析されたことがないので、完全に同じかどうかは不明。
エクトプラズムで物質化すると呼び出した人間の体重が減ったり、体が
小さくなったりするといわれる、体力の消耗も大変なもので、回復に、
何カ月もかかる場合があるという。
幽体離脱は、半覚醒、睡眠、仮死といった状態で起こる場合が多いので、
消耗はすくない。これにくらべ、陽神による出神ではこうしたことはない。
1日に7回も陽神を出し入れしても、影響はない、肉体に必要なエネルギー
がはそのままでそれ以外のエネルギーが使われる。
陽神は、何百里、何千里を瞬時に行き来でき、小さくしてどこでも入ること
ができる性質をもつ。
「集まれば形をなし、散ずれば気となる」物質界にあるが、陽神は4次元的
な存在なのだ。
だれにでも超意識(タオ)が奥深くに働いているが、それに気づかない、仙道
修行者は陽神をつくることにより、この超意識を目覚めさせることができる。