もうどれくらい求められていないだろうか。
この人に求められたい訳じゃない。
なのに虚しさが襲う。
あの人に会えなくなってから私の時は止まってしまった。
あの人と会える日のわくわくや会う度に高鳴った鼓動が、何かのきっかけで溢れてくる時がある。
泣けなくなってしまった。
でも心も体も動かなくなる。
あの人に触れたいとこの手が震えている。
あの人に触れられたいと私の頬が記憶を彷徨っている。
横でいびきをかいて寝ているこの人を私はどのように思っているのか、よく分からない。
あの人はいつも私の中にいたのに、何でこの人といることにしたのだろう。
不安や寂しさを感じずに済むからかな。
執着は過去が作った傷のせいなのか、本当にあの人を求めるからなのか。
私は自分の心と対峙せずにいたのかな。
これこそが最大の虐待の傷。