今朝ものすごくうなされていた私です。目が覚めた今もドキドキしています。本当に久しぶりにつらい夢をみたなと。すっごい化物が出てくる!とか何かに追われる!とか、そういった怖さじゃなくて、ただ、ただリアルで。そのときがきてしまったのかと。

ちなみに、夢の中の自分の最後のセリフは、「私、子供の頃って我慢しかしてなかったんだよね。この間の弟の結婚式で、弟が子役時代の華々しいエピソード語ってお母さんに感謝を伝えたときに、私が思ったことって、お母さんが弟に子役の仕事で付き添ってる分、その間、一人で留守番して泣きながらカップラーメンすすったなぁってことなんだよ。私、家族との楽しい思い出ないから結婚式のときに語れるエピソードないし、どちらにしろ結婚できないじゃんってへこんで、親友に言ったら、親友が泣いたんだよ。どうしたって家族には私のこと伝わらないけど、親友みたいに、どうしたって伝わる人もいるんだよ。私は自分を大切にしてくれる親友だけいればいい。」でした。セリフの内容は事実ですし、私が思っていたことです。また場所が実家というのもリアルで、母に向かって言ってるんですが、弟も傍らのこたつに座っていて…。
ただセリフは事実ですが、家族にはぶつけるつもりはなくて、だけど夢の中の私は母と弟に責められて、つい言ってしまったというか…。責められる、というのも今はないんですが、子供の頃は、「なんでお母さんは弟ばかり可愛がるの?」と言うたびに、母が「おまえはひねくれてる」、それにあわせるように弟が「お姉ちゃんは頭がおかしい」等と言われていたので、あの頃の母と弟が出てきて、なんだかリアルでした。フラッシュバックというやつでしょうか…。トラウマの苦しみというのは、いきなりやってくるので恐ろしいです。しかも、乗り越えたと思っていた矢先にやってくるのだなと思うと、まだ乗り越えていなかった事実にへこみます。
大人になった今は、両親は驚くほど優しくなりました。不自然なほどに…。それにあわせて、弟も普通に話すようになりました。家族に愛されず悩んでいた子供の頃の私にタイムスリップして会って伝えたいと思うほどでした。だけど、この間、帰省したときに、介護という言葉を聞き、母も口をすべらせた感じでしたが、なんだ~自分たちが面倒みてもらいたいから優しくしてくれてるのか、と落胆してしまいました。弟夫婦には好きなことができるよう、どこまでも気遣い、私にはどこまでも負担をかけようとする、子供の頃からの構図ってやっぱり変わってないんだなとしみじみと感じてしまったというか。
でも今の私は、子供の頃の私とは違います。自分の価値は他人に左右されないことを知っています。誰に愛されなくとも、誰もがそうであるように、自分が価値ある人間だという事実は揺るぎません。だからこそ歩き続けられる。あとは、孤独とうまくつきあいながら。お一人様上級者の私ですが、そんな私でも寂しさを感じるのだから、孤独はきっと克服できるものじゃない。そんなふうに、寂しさを感じる弱い自分を許しながら、一歩一歩進んでいくしかないなと痛感する朝でした。
トラウマを浄化するために書き綴るこのブログにもきっとまだまだお世話になるんだなぁ…と思います。