チュンチュンチュン。スズメです。
僕の兄が高校入学する時の話です。
当時、高校入学は学ランだった時代でして、県立高校に進学が決まっていた兄は、何を思ったのか、親に内緒で勝手に近くの洋服店で学生服を買って来てしまいました。
我が家は貧乏だったため、兄は親に買ってくれと言うのも気がとがめたらしく、店の人に交渉して月賦で払うことにしたそうです。
今の若い人に「月賦」って分かりますかね?カタカナで書くと「ゲップ」ですが、あの「ゲップ」とは違います。
今風に言えば、ローンでしょうか?
でも当時高校生になろうかという歳だったので、クレジットカードもなく、当時の時代は、月割りの現金払いが主流だったと思います。
収入がない兄は、どうやって払おうと思って買ったのでしょう?後で聞くと、親に内緒でバイトして返そうと思ったそうです。
で、兄の部屋のクローゼットに見たことのない学生服が掛かってあったのを見た母は、息子が万引きしたと思い込み、当時市役所で働いていた姉に話をしたそうです。
普通は親が買うはずの学生服が、知らぬ間に息子の部屋に掛けてあったら、当然のごとく万引きしたと思うでしょう。
兄は、姉から尋ねられて直に事の真相を話し、一旦学生服を店に返し、改めて一括で買いなおしたそうです。
お金のあてのないのに自分で月払いの交渉するなんて、兄も思い切ったことやったもんです。
まあ当時はそれくらい貧乏だったということです。
本日のダジャレ
「相性が良い人と巡り会いしょうかな」
