かんたん10分でできる栄養バランスのとれた手作りごはんで、 『長生きハタチ』を叶える、 Real Cats -2ページ目

かんたん10分でできる栄養バランスのとれた手作りごはんで、 『長生きハタチ』を叶える、 Real Cats

食事専門の獣医師が、猫の食事と健康のお悩みを解決! 今まで誰も教えてくれなかった「猫の食事と健康の基礎知識」を解説します。

猫の皮膚病セミナーの

内容をまとめた電子書籍は、

明日、リリース予定です!

 

表紙は、出来上がりました^^

 

 

 

頑張って、執筆中です!!

 

 

さて、今日は、前回に引きつづいて、

皮膚病治療によく使われているお薬の
副作用について、お話をしていきます。

 

 

アポキルの副作用

 

アポキルは、
ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤
と呼ばれるお薬です。



痒みのシグナルだけを麻痺させて、
一時的に「痒みを感じさせないようにする」
お薬です。

 


痒みの反応を麻痺させるので、
痒みはは24時間なくなります。
 


しかし長期連用すると、
アポキルの持つ2つ目の作用である
免疫抑制作用によって癌に
なりやすくなります。

 

免疫抑制作用とは、
簡単に説明すると、体を守る免疫細胞を
働かせないようにする副作用のことです。

 


癌は体内では、
毎日目には見えない小さな、
細胞レベルのガンができています。


通常、このような小さなガンは
大きくなる前に、
免疫細胞が食べてしまい
大事には至りません。


でも、アポキレの免疫細胞を
働かせないようにする作用のため、
小さなうちに食べることができず、
大きくさせてしまいます。


その他には、肺炎を起こさせ、
重症化させたり、
肝機能障害を起こさせたりする
副作用があります。

 

 

 

ステロイド(プレドニゾロン)
の副作用

「プレドニゾロン」は、
ステロイド薬の1つで、
糖質コルチコイドと呼ばれるお薬です。

 

炎症を抑える効果が強く、
この効果よって、
皮膚の炎症を取り除いたり、
痒みをなくすお薬です。

 



プレドニンを1~2ヶ月も使い続けると、
肝臓に負担がかかり
ステロイド性肝炎という
病気が誘発されます。


肝臓は炭水化物や
糖の貯蔵庫という大事な役目を
 担っています。

 

その肝臓が働かなくなると、
食欲がなくなったり、
元気がなくなったりします。

 

その他では、糖尿病にも
起こしやすくなります。 

 

さらに使い続けると、
クッシング病
という病気が起こります。


ステロイドの副作用によって
副腎と言う臓器から
分泌されるホルモンの分泌が
制御不能となります。


そうすると、
全身のトラブルをひき起こし、
毛や皮膚が薄くなったり、
お腹が太鼓腹になったり、
最終的には心臓が止まることもあります。

 

 

医療が昔より確実に
進歩しているのにも関わらず、
猫の皮膚トラブルは年々増加しています。

 

 

非常に増加しているという背景には、
特に猫にキャットフードを与えるのが
常識となってしまったことが、

 

こう言った、治らない皮膚トラブルを
引き起こしています。

 

 

特に、皮膚トラブルといったものを
考えるときに、薬に頼るだけでなく、
そもそもの原因、
猫の食事そのものを見直してみませんか?
というお話でした。

 

 

明日、電子書籍
「猫の皮膚にいいごはん悪いごはん」
リリース予定です。
 

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