パチンコを打ちに行く人は、その前に必ず「打ちに行きたい」と考えます。
新聞の折り込みチラシを見た時、
道でパチンコの看板を見た時、
以前の大勝ちを思い出した時、
暇を感じている時、
すぐにお金を増やしたいと考えてしまう時
などです。
「パチンコを打とう」と考える思考が現れた時点での対応如何で、ホールに行ってしまうか、それとも行かないで済ませられるかが分かれます。
この初期の衝動をどう扱うかが重要です。
パチンコで大勝ちした経験のある依存者は、そのまま思考を続けるだけで打ちたい衝動が増幅されてしまいます。
逆に言えば「パチンコを打とう」という初期衝動を止めることができれば、ホールへ行く行動には繋がりません。
初期衝動が起きた時「でも行きたくない」と思えるようになれば、ホールへ向かわなくなります。
鍵は「でも行かない」ではなく「でも行きたくない」です。
パチンコ依存症から立ち直る本 著者:鈴木健太