糖新生で必要なグルコースは作ることができる。
だから必須糖質は存在しない。
それは確かですが、だからといって糖質ゼロが理想であるとするのは異論がたくさん出ています。
インスリンの分泌が糖質以外でもある以上、インスリンの追加分泌を抑えるために糖質の量のみにこだわるのは意味がないというのも一つの理由だと思いますが、大きな理由はやはりグルコースは食事でとらないとしても身体には必要であり、糖質摂取が少なければその分は糖新生によってつくられるため、その状態では末梢の糖質利用に抵抗性ができ優先的にグルコースを脳にまわそうとすることと、そのため時々とってしまう糖質での血糖上昇が大きく、また朝の糖新生の亢進もあり結果的に平均の血糖値が高くなる現象が以前から知られているからです。
ケト適応するための期間限定であれば問題はないことはかなりあきらかなので、食物繊維を含んだ糖質はある程度の期間を経てからはとるようにした方が、血糖値はかえって安定してきます。
その場合の推奨量が、示されているグラフです。
必要量と摂取量の交わる点よりやや少ない量を示しています。
食事の割合ではなく、絶対量ですが個人差がもちろんあります。
筋肉のグリコーゲンの貯蓄可能量や食事までの空腹時間も関係してきます。このサイトでは過剰な糖質はよくないが、少なすぎるのもよくないという結論で、全体のカロリーの20%の糖質摂取を推奨しています。
Perfect Health Diet
Safe Starches Symposium: Dr Ron Rosedale