古物商の許可申請 in 広島 | 行列のできる行政書士 鈴川法務事務所 in 広島市

古物商の許可申請 in 広島

先日、古物商の許可申請をお手伝いさせていただきました。


古物商許可は、主に他人から中古品を買い取って、売却するような事業で必要になります。


代表的なところでは、リサイクルショップや金券ショップ、古本屋などがありますし、中古車販売店も含まれます。


一方、当然ですが、自分が持っている品物を売却したり、オークションに出品するような場合には、古物商の許可は不要です。


さて、古物商の許可申請は、比較的簡単な部類に入りますから、ご自分で申請するという方も多いと思います。


実際、私のお客様の中でも、古物商の許可申請を自分でやりたいから、やり方を教えて欲しいという方がいらっしゃいました。


行政書士としてはこれでは仕事にならないわけですが、これまでいろいろお付き合いのある業者さんですから、丁寧にご説明しました。


この申請で面倒なのは、申請書の作成というよりも、添付書類の収集です。


つまり、会社であれば役員全員の、①住民票、②身分証明書、③登記されていないことの証明書を、それぞれ役所から取得しなければなりません。


ちなみにこれらの書類、建設業の許可申請では②と③を、産業廃棄物収集運搬の許可申請では①と③を求められます。


そう考えると、古物商の許可申請は、なかなか厳格に審査しているのだということが分かりますね。


なお、②の身分証明書として、運転免許証のコピーを提出したという笑い話も聞きますが、これはそういうものではなくて、本籍地の役場から発行される公的な書類です。本籍地が遠ければ、郵送で取り寄せることになります。


このように、集めなければならない書類がたくさんありますし、それぞれの管轄警察署によってローカルルールがある場合もありますから、ご自分でやろうとすると、やはり時間と手間はかかってしまいます。


そこで、いつも申し上げているように、面倒な手続きは専門家である行政書士に任せて、事業者さんは本業の方でしっかりと儲けていただくのが一番ですね。