葬儀のかたち | 行列のできる行政書士 鈴川法務事務所 in 広島市

葬儀のかたち


昨日は、親族の葬儀のため、家族で福山まで行っておりましたので、電話対応等が遅れ、ご迷惑をお掛けしまして申し訳ありません。



さて、今回の葬儀は、「家族葬」という形で執り行われました。



家族葬という言葉を聞いたのは初めてのことだったのですが、小規模な家族中心のお葬式ということなのですね。



通常、葬式というと友人、知人やご近所の方など多くの人が参列し、あるいは弔問に訪れるイメージがありますが、家族葬であれば、家族と親戚だけが少人数で集まって行われることになります。



有名人や政治家などの場合、身内だけで「密葬」を行い、後に「本葬」を行うというケースが多いようですが、家族葬では本葬は予定されていないという違いがあります。



どのような葬儀がいいかというのは一概に決められることではありませんが、このような親族だけの家族葬というのも、温かみがあっていいものですね。



自分の葬儀の仕方について、家族に希望を伝えておけば、家族が困らなくて済むでしょう。



ちなみに、葬儀に関する希望を遺言書に書く方もいらっしゃいます。



これによって、遺族に対して希望を伝えるという意味はあります。

ただ、実は遺言に記載して法的効力を生じる事項というのは、遺産の処分方法などに限定されていますので、葬儀の仕方に関して希望を書いておいても、法的な拘束力はありません。

また、遺言は葬儀が終わってから見つかることもあり、希望が伝わらない場合もあります。



そこで、葬儀に関する希望は、エンディングノートという形で残しておき、家族にその存在を知らせておくというのがよいのではないでしょうか。



エンディングノートとは、自分に万が一のことが起こった時のために、伝達すべき様々な事項をまとめてノート形式で記入しておくものです。

書店に行けばいろいろな種類のものが販売されていますが、以下のサイトのものは、比較的安価で使い勝手がいいと思いますよ。


https://www.kamakura-secure.com/esogi_endingnote/