パスポートの代理申請
パスポートの代理申請のご依頼をいただくことがあります。今も、1件ご依頼いただいています。
パスポートなんて、自分で申請すればいいのでは?と思われるかもしれません。
しかし、そもそも行政書士業務は、本人でできることを代行することで報酬をいただいていますので、それは当然のことなんですね。
これは弁護士でも司法書士でも同じですよね。訴訟を起こすのも、登記申請するのも、本人でできますが、それでも手続が面倒だったり、専門知識があったほうが有利だったりするので、わざわざ報酬を支払って依頼するのです。
では、パスポートの申請を行政書士に依頼するのは、どんな場合なのでしょうか。
パスポートの申請は、①申請書を入手し、②必要事項を記入し、③添付書類(戸籍謄本など)を揃え、④役所に提出し、⑤出来あがったら役所に受け取りに行く、という流れです。
このうち、⑤の受け取りは本人しか認められませんので、①~④のいずれかが面倒、あるいは困難な方は、行政書士に依頼するのです。
たとえば、①申請書がどこでもらえるのか分からない、②申請書の書き方が分からない、③戸籍謄本の取り方がわからない、④申請書類を役所に提出に行く時間がない、といった理由です。
ちなみに、以前は依頼人に直接会わず、書類を郵送でやり取りするのみで申請を完了するということができました。
しかし、パスポート申請は偽装結婚などの犯罪に利用される可能性がありますので、代理申請する行政書士としても、本人と直接会って本人確認をしたうえで受任するようにという当局からの指導がありました。
そこで、ご面倒ですが、パスポート申請のご依頼をいただく際には、直接お会いして本人確認をさせていただいております。