私は、

イライラしていた。

 

 

 

どうしようもなく

イライラしていた。

 

 

 

特別養子縁組くんが

少しでもおもちゃを片付けない、

口答えしたら

まくしたてるように言い返す、

グチグチネチネチが止まらなかった。

 

 

 

そんな私にに

特別養子縁組くんが

泣きじゃくって

横になりながら

私を蹴るという癇癪を起こした。

 

 

 

その態度に

ますます私はヒートアップムキームキームキームキームキー

 

 

 

私は、

特別養子縁組くんの足を

叩き返してしまったガーンガーンガーンガーンガーン

 

 

 

その瞬間に

しまった!!!!

と思い

怒りはだんだんと収まっていった。

 

 

 

でもその先、

私は特別養子縁組くんと

どう関わればいいか分からなかった。

 

 

 

見るに見かねた夫が

 

 

 

特別養子縁組くんがなぜ

お母ちゃんに怒られたのか

冷静に教え

癇癪から気持ちの切り替えのために泣く

に変わった。

 

 

 

「母ちゃんに謝っておいで」

と夫に言われ

私の元に走ってきた特別養子縁組くん。

 

 

 

「ごめんなさい」

って言いながら

私の膝でまた泣いた。

 

 

 

私は、

「いいよ」と言った。

 

 

 

それから

叩いてしまった申し訳なさと、

こんな私でも求めてくる特別養子縁組くんの

健気さが愛しくて

ギューって抱きしめながら

「お母ちゃんもごめんなさいや」

と言ったら

すぐに特別養子縁組くんは泣き止んで遊び始めたびっくり

 

 

 

私はどうして

イライラしてしまったのか

自分の心に問うてみた。

 

 

 

部屋を散らかされっぱなし

っていうことに

そのときは我慢ならなかったからだと分かった。

 

 

 

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そして、数日後。

 

 

 

また私は、

イラついていた。

 

 

 

特別養子縁組くんに

怒鳴る感じでガミガミ言ったら

 

 

 

 

特別養子縁組くんが

パーッと私の元に走ってきて

私にしがみついて

 

 

 

「そんな大きな声で話さんといて!!!」

と必死な顔で懇願された。

 

 

 

私はそのときに

ハッとした。

 

 

 

今の私って、母みたいや。

 

 

 

私は何やってるんだろう。

 

 

 

特別養子縁組くんのこんな顔、見たことない。

 

 

 

また私は

「分かったよ、ごめんね」

と言って

そこから大きな声は出してない。

 

 

 

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私は、

特別養子縁組くんと同じ5歳ですでに

母に自分の気持ちを伝えられていないことに気づいた。

 

 

 

親に

自分の気持ちを伝えることを諦める

子どもに育てたくない。

 

 

 

これから先、

特別養子縁組くんが

どんな風に育っていくのかは

私次第だ。

 

 

 

私はどうして

またイライラしたのか

自分の心に問うてみた。

 

 

 

汗をかいたから

シャワーを浴びたかったのに

浴びずに体の不快さを感じ続けていたから。

 

 

 

たったこれだけのことで

特別養子縁組くんに八つ当たりしてしまった。

 

 

 

サッとシャワーを浴びれば済んだことだった。

 

 

 

私は、

自分のことを後回しにするクセ

が、まだ残ってた。

 

 

 

親はなんでも子ども最優先にするものだ

という間違った母の教えが

まだこびりついていたことが分かった。

 

 

 

そんな自分にがくぜんとした。

 

 

 

 

他人にイライラするのは、

自分に不安・不満・不納得があるからで

それを解消することが

自分を大切にすることで、

それによって他人にも優しくなれる。

 

 

 

親はなんでも子ども最優先で

子育て…人生がうまくいくはずない。

 

 

 

今回のことは、

私としては結構ショックなできごとだった。

 

 

 

自分のことを後回しにしない、

後回しにしそうになる自分に気づく努力をしよう。

 

 

 

そう思ってから

特別養子縁組くんが

「ママ~、ママ~」って

甘えてくる回数が増えた。

 

 

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