まぁしかしなんですなぁ～男と女の間には色々ありまして小唄の世界が広がるわけってなもんです。稽古を進めると長唄の中にも好きな曲てなもんが、でてきまして、＜五郎・勧進帳・連獅子＞三味線でいうところの大薩摩が入る大曲です。師匠が[あんたにはまだ早いけど、そんなこと考えとると手が上がらんでなぁ。まぁがんばりなはれ]（大丈夫やろか？師匠っ！）[１年もさらえたら弾けやん事はない！] （弾けやんだらどないするんでっか！）[そりゃわからん]
（頼むわ師匠！）いつまでも掛け合い漫才をしてもギャラはもらえないので、
がんばりますわ。
まぁしかし、今はなぁテープてなもんがあるやろ。わたしらの時はなんにもないから、先輩芸者の稽古を盗み見しながらおぼえたもんや。舞台で譜を忘れて止まってみぃ！そりゃもう次の稽古はしばらくしてもらえんだもんでっせ。師匠昔話でっか！
