いつかを書き込んだあの絵も、名前も知らないあの名画も、形のない言葉を紡いでいる。
先の丸い鉛筆はまた削られて尖る。削られた鉛筆は丸くなるまで、または折れるまで削られる。尖ることも削られることも知らないと思っていたあの花は、僕の見ていない場所で綺麗に咲いていた。
鉛筆を使わなくなって、何年が過ぎたか。便利を求めてシャープペンシルを使い始めた。学生とはバカであり、肌の中に埋め込まれた黒鉛の塊はそう裏づけている。危険を犯すことを顧みないことを尖ると勘違いした罰であろうか。個性を求める割に隊列のような集団意識をさせるあの一種の牢獄で、上手く過ごすために身につけた自分は、もう通用しなくなった。また僕は鉛筆になる。でも彼女は薔薇だった。
やばいはなみずとまんないもうつづきかんがえれない、ねますおやすみなさい