あと、2日ですが水処理装置の基本部分の説明をします。

ちょっと難しいと思いますが、あと2日我慢してください。


昨日は、工場で使う水を説明しました。


工場で使った水は汚れた状態で排出されます。


この排水の処理方法について説明いたします。

排水処理は大きく分けて2種類

①生物処理

②物理、化学処理

の2種対があります。

今日は生物処理について説明します。


工場排水中には、ほとんど有機物が含まれます。

一般的にBOD(生物的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)と呼ばれる物です。

BODは微生物の栄養源となるが、CODは微生物の栄養源にならない物です。


たとえば、食パンを数日おいておくと、カビが生えてきます。

これは、パンに含まれる炭水化物(デンプンなどの炭素源)をカビが食べて養分を摂取し、

菌糸をのばして炭素源を自分の体の一部に変化させている状態です。

これを排水の水処理に応用したのが活性汚泥処理です。


生物の生育を利用して栄養成分を処理する方法は、活性汚泥処理法と呼ばれています。

処理方法は、BOD成分を含んだ排水に空気を送り込み、好気性微生物を繁殖させ、微生物に

BOD成分を食べさせて水の中のBOD成分を微生物の体の中(汚泥中に)移します。

BOD成分は微生物の体内に取り込まれています。

だから、活性汚泥を沈殿させることによりできる上澄み液は、BOD成分は除去されています。

そしてn濃縮することにより沈殿槽の下部にたまった汚泥を脱水機で汚泥を処理することにより

系外に炭素源を除今日します。


大きく見ると、下水処理場での処理方法もこの方法です。


有限会社 スズテック