配信で2バージョンとも何回見たかわからないほど、繰り返し見た作品。

実際に舞台を拝見するのが、とても楽しみでした。

会員先行発売日に2公演ゲットし、その1公演目。

センターブロック前方席。

私の1列前には招待客のおじさま方がズラリ。

袋の中からパンフレット、キャスト表、チケットを取り出し、見ておられました。

うらやましい。

 

この作品のストーリーもよくわかっているので

実際の舞台を見ると、初めてでも

スキッパーはただ直立立ちしているだけのシーンがあって、もったいないなぁとか、

ハシバミは歌は上手だけれどセリフがイマイチだなとか

おじさま方の頭が邪魔をして双子のかわいい動きが見えないじゃないかと、

生意気にも自分勝手に不満を思う時もありました。

 

が、しかし、2幕クライマックスからカーテンコールにかけての

分かってはいたけれど、やはりすごかった盛り上がり

一人ひとりのきれいなはっきりした歌声、そしてそれが合わさった時の迫力、メッセージに心奪われ

素晴らしい!感動! やはり来てよかったと元気をもらいました。

 

スキッパーの鈴本務さん

オマールで拝見したことがありますが、今日はまさしく透明感のある少年の歌声でびっくりしました。

また皆がハシバミは森に居た方がいいという中、「ハシバミを返そう!」と訴えるセリフに力があり、

ああスキッパーは自分のことだけでなく他の人の立場で考えられるようになったんだなと、そこがすごく印象に残りました。

 

ホタルキツネの田中宣宗さんは、全ての出演者の中で一番生き生きしていました。

関西弁、いいですね。

 

ハシバミの馬場杏奈さんはまさしく天使の歌声の持ち主

そしてクライマックスのカラスに訴えかける歌声の力強さ

喉をつぶさないかと心配になるくらいで、圧倒されました。

ラストの弟、妹と抱き合う場面、やはりお姉さんだなと、その感じがとてもよく伝わりました。

 

トマトさんの大野華子さんのオペラ調歌声も、そうそうトマトさんはやっぱりこうでなくっちゃ。

 

このミュージカルは舞台セットも印象的でした。

1幕最初でホタルがスキッパーをハシバミのところへ連れていくシーン

セットを動かしているだけで、どんどん森の中へ入っていくのがわかったし

2幕のリュウ登場のシーンも決して子どもだましでなく迫力がありました。

 

「離れていても心の中にいる。だからさびしくない」というスキッパーのセリフ、そして静かな歌

あそこは静かな語りかけるような歌だからこそ心に響きます。

多くの人がその人にとっての誰かを思い浮かべ、共感したのではないでしょうか。

 

カーテンコールも大盛り上がり。

あの人もこの人もソロでテーマを歌ってくれて、とても幸せな気持ちになりました。