「父さん、俺バイク買った」
バイクを買ったことを父に報告。
バイク嫌いな父、免許取ることすら反対だった。
絶対に口うるさく言ってくるだろうなと思っていたら。
「気を付けろよ。事故するなよ。」
たった二言だけだったが、その言葉とその横顔だけで充分だった。
その言葉は父としての優しさ、その横顔は父としての悲しみが込められていた。
いつの間にか、父の背丈を超え、父の背中も小さくなっていると感じていた。
だけど、その時だけは小さい頃憧れた父さんの大きな背中があった。
ああそうか…俺はこの背中に守られてたんだ…この背中になりたいと思ってたんだ。
ありがとう 父さん。
少しでも俺はその背中に近づけたかな?
まだまだ、遠くに感じるその背中。
いつか父さんの背中になれるように頑張るよ。
