■2024年7月3日（水）

１．ナイロン100℃ 『江戸時代の思い出』13：00　at 本多劇場

出演: 三宅弘城みのすけ犬山イヌコ峯村リエ大倉孝二松永玲子藤田秀世喜安浩平眼鏡太郎猪俣三四郎水野小論伊与勢我無木乃江祐希池田成志坂井真紀奥菜恵山西惇

本多劇場のある下北沢から東急シアターオーブのある渋谷までは井の頭線ですぐなので、2本同日に鑑賞することにした

1. は、休憩を入れずに3時間。

春馬君のお陰で春馬君に縁のある方、ない方を含む舞台を観るようになったが、最近つくづく感じるのは、舞台で鍛えた方の声の出し方、舞台空間における演技は、映像だけで育った？俳優には真似のできない力があると感じる。

やはり、劇団（舞台）出身俳優の出る舞台は面白い。

この『江戸時代の思い出』もほぼ劇団出身の方が占めており、見ごたえがあった。

特に第1幕は圧巻だった（第2幕は少しうとうとしてしまったが）。

犬山イヌコさん、峯村リエさんは、福岡で鑑賞した同じケラさんの『骨と軽蔑』でも、大倉孝二さんは、NODA・MAP『兎、波を走る』でも演技のうまさが際立っていた。

恥ずかしながら、この3人がナイロン100℃のメンバーだとは、今回知った。

武士之介（主役）の三宅弘城さんは、テレ東の「サ道」でいい役者だなぁと思っていた方。教師役のみのすけさんは、おんな城主直虎（2017年） ‐ 酒井忠次役(春馬君とは出演回が違うので共演してはいなけど）だったとは。

そして、悪玉の池田成志さん。THEATER MILANO-Zaで観た『天號星』にも悪役で出演し、独特の貫禄を出していたなぁ。

春馬君は池田さんと『おカネの切れ目が恋のはじまり』で共演。

フィリップ・ブリーン演出の舞台『夜への長い旅路』へお声がかかった時が共演中だったようで、以下のようにコメントを出してくださった。

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・・・・演出のフィリップさんについては、彼の作品に2度出演している三浦春馬君とお仕事でご一緒した時に「どんな人？」と聞いたことがあって。「メチャいい人ですよ！」ってすごく信頼していましたね。きっと舞台に対して誠実な人だろうからとても楽しみです。・・・・

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春馬君は劇団☆新幹線の「ZIPANG PANK 五右衛門ロックIII」の後、「ラストシンデレラ」に出る前、雑誌のインタビューで以下のように話している。

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「・・・・そもそもラブコメ自体はじめてなので、良いタイミングで挑戦しがいのあるステージを与えていただけて、うれしいです。だからこそ、昨年から舞台で培ってきたものは、一切封印して臨むべきなのかも？舞台を引きずらないように、舞台の匂いをいかに出さずにドラマをやるか、が課題です。・・・・」

SODA 2013年4月30日号より

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舞台俳優の方は、映像に自信がないなどどいう方が多いような気がするが、反対（映像から舞台）より容易だと私は思う。

今では、舞台俳優なくして、ドラマや映画は作れないでしょう

春馬君もマルチに頑張ると言っていたが、基本は板に立つことが最も好きだったのではと思う。

潤ってほしいと言っていたもんね。

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(舞台を身近に感じて欲しい) もっと若い世代から、ご年配の方まで、観て、感じてほしい。そして産業としてきちんと潤ってほしいんですよ。今の僕にとってはドラマも映画も舞台も全部やりたいことなんです。僕自身がそれらを循環させる役目を担わなければならない、というか。

-fashionpost2019.9.19より

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『江戸時代の思い出』はまだチケットが残っている。

とにかく笑えて舞台人の演技の素晴らしさ、面白さを体感できるので、ぜひ売り切れてほしい

２．ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…（シスター・アクト）』　18：00　at 東急シアターオーブ

デロリス・ヴァン・カルティエ　…　ニコール・ヴァネッサ・オーティス
修道院長　…　メアリー・ガッツィ
シスター・メアリー・ロバート　…　ソフィー・キム　(キム・ソヒャン）
ほか　来日カンパニー

日本版では主役のデロリスは森公美子さん。大阪公演のアンバサダーに就任とのこと。

もりくみさんの紹介記事

韓国出身のソフィー・キムことキム・ソヒャンさん、素晴らしかった！！

この人を観に行ったと言っても過言ではないというレベル

やはり、韓国のミュージカルのレベルが相当高いということが、認識できた

森公美子さんと春馬君と『海盗セブン』で共演。

三浦春馬、ベテラン女優べた褒めに発奮「やってやるぜ！」ニュース｜　俳優の三浦春馬が7日、東京・赤坂ACTシアターで“地球ゴージャス”第12弾公演『海盗セブン』の公開舞台けいこを行った。共演する女優・大地真央から「こんなに踊れるの？ってくらいダンスがすごい」と絶賛され、歌手・森公美子から「歌もすごいの！」とべた褒めされた三浦は「めっちゃ嬉しいー!!」と絶叫。「こんなに動けるんだぞっていうところを見せたいし、責任…

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森久美さんのインスタグラム

もりくみこ on Instagram: "今逢いたい！MISIAの熱唱にただ涙、、春馬なんで？？あんなに、役作りも、歌も踊りも全て素敵で、笑顔がとびっきり素敵だったのに私の誕生日にも、来てくれた写真は余りにも素敵な笑顔なのでここには、あげられない、 MISIAの歌が、『さよならも言わないままで』に変わりました！辛かったのかな？分からないけど、、涙しか出ません。3月の舞台の時『春馬送ってくよ』『俺車で来たんで大丈夫です。』それが最後の言葉だった！天国へ行ってよ！！合掌"1,438 likes, 1 comments - kumikomorimori on July 18, 2020: "今逢いたい！MISIAの熱唱にただ涙、、春馬なんで？？あんなに、役作りも、歌も踊りも全て素敵で、笑顔がとびっきり素敵だったのに私の誕生日にも、来てくれた写真は余りにも素敵な笑顔なのでここには、あげられない、 MISIAの歌が、『さ…

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もりくみこ on Instagram: "春馬が居なくなって、 49日か、、、ヤッパリ、モヤモヤしてるディズニーシーで、誕生会した時のニヒルに構えて貰った写真ため息しか出ない、、色んな事ありがとう！合掌"2,884 likes, 0 comments - kumikomorimori on September 4, 2020: "春馬が居なくなって、 49日か、、、ヤッパリ、モヤモヤしてるディズニーシーで、誕生会した時のニヒルに構えて貰った写真ため息しか出ない、、色んな事ありがとう！合掌".

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ため息しか出ない、、ホントそうです

これからも折に触れて春馬君のこと、話してほしい

舞台にいざなってくれた春馬君

本当は春馬君の舞台が観たかったよー

特別な存在だった三浦春馬に捧ぐ、「光」が見えた3つの舞台何か特別なものを獲得した時に見える輝きがある。ここ5年間で観た三浦春馬の3つの舞台でそれを見た。想像を絶する苦闘の果てに、まるで自然にまとっているようにさえ見えるほどひそやかに輝く光だ。三浦は自らに重い課題を課すように、それを繰り返し、ある日突然、永遠になった。悲しみから逃れることができない人も、不思議なほど涙が出ない人も、今は三浦春馬という「表現者」が私た…

www.creators-station.jp

……

どんなに望んでも叫んでも戻ってこないが、彼は私たちにとって特別な存在だった。そのことだけは決して忘れないでおこう。

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エンタメ批評家・インタビュアー・ライター・ＭＣ

阪　清和　氏

★「江戸時代の思い出」at 本多劇場＆「天使にラブソングを」at 東急シアターオーブ