ちょと空いてしもた。
患者さんへの説明資料づくりをスタートした。
来てくれた方が見れるもの(ラミネート加工しようかな)と、HPやブログに掲載できるものをつくるっ!
というわけで、文章を練っております。
医学的な専門知識がなくても分かりやすいように作るのは簡単なんだけど(血行をよくします~とか)
その背景・理屈を求められたときに説明できなきゃあかんのです。
全部乗せると、情報量が多くなるし、かといってありきたりな説明だとなんか薄っぺらいし…
読んだ人がわかりやすいもの、というても文章として読みやすい書き方ができているのと
読み手にとって十分な情報を提供しているのかは別物だよなぁ。
「血行がよくなります」で「ふーん、そうなんだ!なるほど!」で終わる人もいれば、
「血行がよくなるって、どうゆうこと?なんでそうなるの?」と疑問を持つ人もいる。
とくに東洋医学に初めて出会う人や、鍼灸にたいしてうさん臭さを感じている人は
言葉通りに受け取りづらいだろう。そうだろう。
簡単な説明で患者さんが納得してしまうと、逆に「本当にそう思ってる!?わかってる?流してない??」って心配してしまうもの。疑りぐり深いから、私。笑
疑問に対して丁寧に、理屈を分かりやすく説明できるようになりたいものだ(とはいってもそもそも研究結果が出てないことも多いんだけど)かといって求めてない人にベラベラ話しても知識の押し付けになる。
相手が何を求めているか、をちゃんと把握することも大切。ここはまた別の能力になるのかな。
う~ん。やっぱり、専門的なこと、マニアックなことは入り口に置かず、知りたい人が自らアクセスできるようにブログとかで書いていくといいのかな。私の思考もまとまるし。
うん。そうだな。(書きながら思考、自己完結しました)
とうことで、いま作っている説明資料は、こちら。
①鍼灸マッサージの治療を初めて受ける人へ
②治療でやること~鍼/灸/吸玉/温熱療法~
③治療でやること②~指圧/あん摩/オイルマッサージ/ストレッチ~
④服装のご案内
⑤治療院の紹介~私/コンセプト~
⑥治療院のガイド~予約/会計/アフターケアサービス~
吸玉から取り掛かったんだけど、効果についての説明されているものは多いが、機序が書かれているものがない!(リサーチ能力が低いのもある)
何で効果があるのか、という研究は英文で紹介されていることが多くって、読むのに時間がかかる…
まぁ、勉強になるからいいんだけどさぁ。
ということで、米国の「アメリカ国立生物工学情報センター」てとこに掲載されてた論文を元に、まとめてみる。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6435947/
【吸玉について】
吸い玉とは:
吸玉療法の起源は鍼灸や漢方薬をはじめとする治療法と同様に、はるか上古の時代であろうと言われています。
アジアで文献的に確認できるものとしては、インドで紀元前600年頃に記されたスシュタル大医典(講談社東洋医学大辞典)。
また中国で1973年に発掘されて話題になった、馬王堆漢墓で発掘された紀元前100年頃の帛書(絹にかかれた書)の「五十二病方」に吸玉(吸角)を意味する「角」という言葉が出てきます。
西洋において、西暦1095年から始まる十字軍の遠征は、当時科学・文化の先進国であったイスラム圏に対する侵略と略奪という側面を持ち、ヨーロッパに様々な科学技術・文化とともに優れた外科技術と、 医学として体系化された吸玉の治療法を持ち帰りました。
ラファエロ・ダビンチ・ミケランジェロなどのパトロンとして有名なフィレンチェのメディチ家は、紋章に六つの吸玉を配し (或いは六つの丸薬と中央に一つの吸玉を配し)、その名もメディコ (メディカル)に由来すると言われています。
日本吸い玉協会HPより
日本での利用:
実は、免許取得の必要がないため誰でも行える。実際にAmazonでも手動式ポンプ吸玉が販売されていて
自宅ケアとして使える。
現在、吸玉療法を受けられるのは、鍼灸、整体、治療院、エステ、マッサージなどなど。
吸玉の使い方:
カップ内の空気を抜いて肌に吸い付かせる。主に、肩、背中、腰に使うことが多い。
皮膚は持続的に引っ張られてる状態をつくる。空気を抜く程度(陰圧の強さ)を調節して、皮膚を引っ張る力を加減する。
吸玉のタイプ:
カップの種類と吸着方法の選択で4パターンある
①シリコンカップ×電動ポンプor手動ポンプ
②プラスチック製カップ×電動ポンプor手動ポンプ
③薄いガラス製カップ×電動ポンプor手動ポンプ
④ガラス製カップ×手動(アルコール綿花を燃焼させる)表現力・・・・
ざっくり、メリットデメリットなどをまとめると。
シリコン、プラスチック製、薄いガラス製ーーーー安い、軽い、消毒に弱い
ガラス製ーーーー高い、重い、落とすと割れる、耐久性有、温熱効果あり、操作法が多様
電動ポンプーーーーお手軽!誰でもできる。
手動ーーーーアルコール綿花に火をつけ、吸玉の中にいれて酸素を消費して陰圧をつくるため、技術と訓練が必要。操作法が複数あり、置かん法、スライド法、ばっかん法などバリエーションがあるので、個人個人に合わせた調節がしやすい。
また、火力で陰圧をつくるので温熱効果もある。
効果:
主に4つが上げられている
①痛みを和らげる
②抗炎症作用と血行改善をする
③免疫調整する
④血液浄化
最強じゃないですか…
現時点で提示されている理論6つ:
なぜ、吸玉を行うと、4つの効果が起きるのかというのを、調べた論文が世界中に223個ありまして、
そのうちに有効な75本から抽出した内容をまとめると、6つになるそうだす。
1.Pain Gate Theory
2.Diffuse Noxious Inhibitory Control Theory
3.Reflex Zone Theory
4.Nitric Oxide Theory
5.Activation of Immune System Theory
6.Blood Detoxification Theory
4つの効果にたいして、一つ一つが対応しているわけではなく、吸玉によって皮膚が引っ張られている刺激がはいることによって
体に様々な反応がおこるよ、ってこと。それを説明すると6つあるよ、ってこと。(要追加調査って書いてあったけど)
体にある痛みを伝える神経回路を「まぁまぁ」となだめて、痛みの感じ方が穏やかになるよ~
刺激にたいして体が反応して、緊張していた部分がゆるんでくるよ~
炎症を大きくする物質を抑えるよ~
ほそーいこまかーい血管への刺激によって、自律神経にも作用するよ~
血管内の詰まりが流れやすくなって、血行をよくするよ~
という感じかしら。
神経、免疫、血液、いろいろな側面から体に変化をもたらす治療法なのであ~る。
【わたしは吸玉が好きである】
やられるのも好き。吸玉は気持ちよい。
肩、背中、腰が張ってつらい~。って時に良い。すっきりする。
風邪のひきはじめも、体がガチガチに硬くなるので、吸玉やると楽になるし、熱の出方や引き方がスムーズな印象。
胃腸のつかれがあるとき、背骨の際にゴリゴリができるんだけど、そこを重点的にゆるめると胃腸の状態も楽になる。
そして、やった跡がつく。これがいい。
まぁ、丸い痣ができるので嫌がる人も中にはいるけど(薄手になる季節とか)、自分の状態を図れるバロメーターにもなるし
話しのネタにもなるし、周囲への「疲れてまっせ、ちょっと労わって」アピールができる。笑
患者さんから聞く吸玉エピソードも面白い。
「子どもと一緒にお風呂に入る時、『パパ、テントウムシ~』と言われるんだよな」
「ご夫婦で、どっちが早く消えるか競争している」 などなど。
吸玉の「疲れの見える化」は、様々な面でかなり有効だ。
治療を重ねて、体の状態が変化していくと確実に吸玉後の色味は変化する。
「良くなってる、変わってる」という認識を私はもちろん、患者さん本人が持てる。
「良くなっている」という意識は、体の良循環を加速させるのだ。
きもちいいし、おもしろいし、効くし。
吸玉っていいなぁ。
書いているうちにもっと好きになってきた。