マリー・アントワネットを見ちゃった!
思ったとおりの、マカロン色のきれいな映画だった。
観てた人は若い女性だけじゃなくおばちゃんからカップルもいっぱいいて、
終わってから後ろのカップルの声が聞こえてきた。
『結局いい人なの、悪い人なの?分かんなーい。』
『歴史モノじゃないよね、背景とか知らなきゃよく分かんないよ』
『なんか結局sexのことばかりじゃん』
ってなんか不満げだったけど、
コッポラのはそんな風に観ちゃだめなんだよっ!っていいたくなった。
マリー・アントワネットは世界的にも歴史的にも大きなテーマだったけど、
いつもの通り、別に歴史超大作をつくりたかったわけじゃないだろうと思う。
たしかに最後も監禁や処刑は全く触れていないけど・・・
観てたら、女の人なら共感できる、苛立ちとか情緒がよくわかった。
もちろんそういうテーマをこんなに大きな設定の上に描かなくてもという気持ちもあったけど、
せつなさ、コンプレックス、コントロールできない感情、虚しさ、空虚感
とかっていう経験は、どんな時代だって、経済とか文化とか違う環境でも同じなんだなって思う。
ヴェルサイユの長い廊下を気持ちを堪えて走るシーンが3回くらいあるんだけど、
どのシーンもどうしようもない泣きたいときの象徴のように思えた。
いわゆる青春のときっていうのは、
自分とか、人間関係とか、性とか、とかがぐちゃぐちゃになって、
恵まれているのに悲しくなったり、すべてが自分ではどうにでもならないことに感じたり、
逆にすべてが自分の責任のように感じたり、苦しくなっちゃうんだよ。
なんてことを考えられて面白かったかも。
それに、衣装、舞台装飾がとにかく贅沢で美しい!さすがフランスって感じ。
さらに、音楽がよい!馬車が走っているシーンに重ねられるのがロックだったりして
使い方が面白いなぁと関心。
サントラ欲しい。