今日は、一人の仲良しの後輩が退職した。
花束を受けとり、患者さんの一人一人に挨拶して、
涙を流す姿に思わず、もらい泣き。
去年、自分が前の職場を退職するときにも、
花束を抱えて、
号泣したことを思い出した。
花束をくれたのは、
いつもガサツなゴリラみたいな男の子。
「なんだか今日はかっこよく見えるね~」
涙しながら、笑いながら。
彼女が新しい世界に一歩踏み出し、
楽しい毎日が待っていることを楽しみにして、
今までありがとね!
今日は、一人の仲良しの後輩が退職した。
花束を受けとり、患者さんの一人一人に挨拶して、
涙を流す姿に思わず、もらい泣き。
去年、自分が前の職場を退職するときにも、
花束を抱えて、
号泣したことを思い出した。
花束をくれたのは、
いつもガサツなゴリラみたいな男の子。
「なんだか今日はかっこよく見えるね~」
涙しながら、笑いながら。
彼女が新しい世界に一歩踏み出し、
楽しい毎日が待っていることを楽しみにして、
今までありがとね!
担当の患者さまが脳出血を発症したばかりの頃の話。
ちょうどこんな寒い時期で、奥さんとリハビリにみえた。
室内に入ったときに上着を着込んでいたので、わたしは運動すると暑いから脱ぎましょうと促した。
右片麻痺の患者さんだったから、左手だけでボタンをはずすのは大変だろうと、
手伝おうとしたら、
左手で上手にスルスルとボタンをはずしていく。
「おお~っ。上手ですね~!」
と、単に感動して褒めたところ・・・。
奥さん、
「昔とった杵柄よね~。女の服のボタン左手で上手に脱がしてたのよ~。病気になって役立つとはね~。
それが証拠にね、先生。はずすのできても、ボタンとめることはできないのよ」
思わず、「ぷっ!」と笑ってしまうわたし。
その患者さん、脳出血の後遺症で単語も話すことが困難であった。
悪気は決してないが、
「今日の天気はよいですか?」
「はいっ!」
患者さん元気に答える。
「奥さんの名前は何ですか?」
「・・・れいこ。」
「・・・ちょっと違いますね。」
「まさこ!」
「・・・う~ん。ちょっと難しいですね」
「ようこ!」
「もういいですよ~」
静観していた奥さん。
「れいこはわたしも知ってるのよ。わたしの前の彼女。あとの女はね・・・」
「あ~、そうなんですか・・・」
まいった。簡単な質問をしたつもりだったが。
「では、気を取り直して!飼っている犬の名前は?」
「・・・チロ!」
「おお~!正解!」
そして、奥様。
「・・・犬の名前は一発かよ(怒)!」
ほんと漫才みたいです。
職場を変わった今も、その患者さま、わたしのところへ来て下さいます。
久しぶりに再会したとき。
「奥さんのお名前は~?」
「れいこっ!」
相変わらずです。元気です。
それが嬉しいお仕事です。