三月に入って・・・暖かくなって来た、ある日の午後の


父が、近所の八幡神社でお祭りをしてて、縁日が出てるから 息子を連れて行けばどうだ? 


と提案してくれた。 


実家に戻って、二か月半・・・殆ど、家の中で 過ごしてた私の、久々の外出だったし


息子と 二人きりで 出掛けるのも、二か月半ぶり だった。


歩いて15分程の 道を、息子を 歩かせたり・・・抱っこしたり・・・身体は、あちこち痛かったけど


煩い母に干渉されない時間を、楽しんだ・・・・自分のペースを、崩される・・・


常に、母の前では 緊張状態だったからね・・・


そして、お祭りを 楽しんで、帰り道を、来た道と違う道路で帰る事にした。


お祭りは、とても楽しめたが・・足が おかしくなり始めてた・・・何故か・・左足が


前に出ない?


左足を、引き摺る様にしか 歩けなくなってきてた・・・帰り道


ゆっくりしか、歩けないから


距離が 伸びても・・・歩道のある道で、帰ろうと思った。


家までは、1キロ あるか・ないかの距離・・・


歩道を 歩き始めて・・・まだ、鳥居が見える位で


息子が 愚図り始めた・・・遊び疲れて、眠くなってしまった・・みたいで


抱っこをせがんだ。


息子を抱き上げて・・・・二~三歩 歩いた・・・瞬間だった


左足股関節に、それまで 体験した事の無い 激痛


行き成り、焼け火箸を 筒込まれた様な、猛烈な痛みが 襲ってきて


とても立っている事が出来ずに・・・・息子を抱えたまま


足を投げ出して、歩道に坐り込んだ。


痛みで 失神寸前だった。


冷や汗が 出て・・・目の前が 真っ暗になる・・・もう駄目だと思いかけた時


息子が 異変を感じたのか・・・ぎゃぎゃーと泣いて、「お母さん・・お母さん」とほっぺたを


ぺちぺちと 叩いてくれた・・・


激痛に痛む足を、なんとか・・・痛みが薄らぐ位置に 置きなおして・・・態勢を整えて


息子をしつかり抱き直して、息子を泣きやませる為に 抱きながら


お尻をぽんぽんと 叩き・・・いつもの 子守り歌を歌った・・・・


息子は、指をしゃぶりながら・・・歩道の真ん中でも、寝てくれた。


車が 沢山通るが・・・一台も、私達親子の 異変に気付いてくれないのか? 無関心なのか


一時間以上・・・・そのままの状態で、歩道に転がってた・・私


息子は、小さく丸まって スヤスヤと 良く寝てたが


夕刻が迫ってた・・・なんとか家に辿り着かないと・・・と思い


足を動かそうとしたが…左足は、一本の棒になった様に


ヒザ関節を曲げる事が出来なかった。


目が覚めた、息子を立たせて


歩道の柵に手を 掛けて 立ち上がる・・・・激痛で・・・又、失神しそうになったが


ゆっくり・・呼吸して、手すりに体重を掛けつつ 少しづつ 前に進んだ。


この信号を 渡れば・・・すぐ そこが家という所に来てからが


とてつもなく長かった・・・痛さの余りに・・・汗が出て・・フラフラだったよ


どうやって、信号を渡り着れたか 憶えていない・・・


息子が良い子で、歩いてくれたから、何んとか・・・辿りつけた。


家が、見えた 時・・・父が店から 駆け出して来てくれた。


余りの 帰宅の遅さに 心配し始めた頃だったらしい・・・


家に帰り着けて・・・本当に、ほっとしたが


左足の異変は、尋常じゃない事を 覚悟しなければ成らないと思った。


その日から・・・足の痛みは、昼も夜も・・・寝ても起きても・・・激痛に変り


息子を 立って抱っこが出来ない・・・身体になったのだ・・・


もう病院に 行くしか無い・・・親に遠慮しては、いられない状況だった。




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