(COPとは、1992年に採択された国連の「気候変動枠組条約」に参加する国や地域が集まる会議)

 

1、温室効果ガス削減の目標の引き上げに向けた「作業計画」の作成

 

現在の世界の温室効果ガスの排出ペースでは、平均気温の上昇を1.5度に抑えることは困難です。

COP26で採択された「グラスゴー気候合意」に盛り込まれた「平均気温の上昇を1.5度に抑えること」を目的に、各国の削減の取り組みを大きく前進させるための計画を議論し、COP27で決定することを目指しています。

 

2、気象災害で甚大な被害を受けている途上国への支援

 

COP27では、洪水対策や農作物の高温障害対策など、気候変動による被害を最小限にする「適応」の取り組みを進めるのに必要な資金をどう確保するのかや、世界全体で「適応」の取り組みをどう強化し、進捗具合をどう評価するのか、などについても議論が交わされる予定です。

途上国における気候変動による気象災害などの被害の補償や新たな資金支援の枠組みへの要求に、先進国側がどこまで歩み寄ることができるのかも、注目されます。

 

3、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、地球規模の課題に対して、各国が足並みをそろえて一致したメッセージを出せるのか

 

COP26では、二酸化炭素の排出が多い石炭火力発電所の段階的な削減を決めたことも注目を集めましたが、ウクライナ情勢を受け、ロシア産の天然ガスの供給量が大きく減ったことで、ヨーロッパの国々などでは、「短期的」としながらも石炭への依存を高める動きも出ています。

今回の議長国エジプトは、まったなしの気候変動の影響を前に、「実践のCOPにする」と明言し、なんとか世界全体で足並みをそろえ、対策を前進させたい考えです。